またもや死去の報せが

高倉健さんに続き菅原文太さんまで逝ってしまうとは…

う~ん書きたくないなぁ
文太さんとは2~3度、ソレも映画以外での仕事しかしてないので文太さんを語る資格なンぞやはり無いワイ

ファンのひとりとして云わば

オイラは新東宝(1961年~)時代から菅原文太さんが好きだったが『仁義なき戦い』シリーズで大爆発し、映画は今だDVDで繰り返し見、関連書はモチロンなんとグッズまで欲しがる熱狂ぶりなのさ

文太さんと雑誌で対談したときも『仁義なき…』のエピソードばかり聞くオイラに文太さんは何度も迷惑そ~な顔してたっけ…
新作のキャンペーンでBS映画番組に来た深作欣二監督にも『仁義なき…』の事ばかり聞くのでマジで嫌われてしまったよ

実録ヤクザ抗争映画『仁義なき戦い』が何故に男どもの「バイブル」と成りえたか
この映画はヤクザ社会の裏面を描く事に留まらず、組織化していく当時の日本社会の「もがき」を連想させ、2作目の『広島死闘篇』はヤクザ界の「ロミオとジュリエット」なのだから~「奥の深さ」を感じてしまうンだよな
その構想のアイデアを出したのが菅原文太さんなのだ

彼は此の映画にプロデューサー力も発揮してて無名の大部屋俳優たちを同等に扱い、出演順もアイウエオで並べ、自分の名前は出なくてもイイんでは?と真面目に進言したらしい
配給の都合でスターの名を出さないワケにはいかず、ソレが実現しなかった事を対談の席で残念がってたっけ
しかし文太さんの熱い思いは「集団群像劇」といったフレーズを生み、此の映画の端役の一人まで目立つ創りになってて~つまり全員「主役」に成ってる奇跡の映画なのである

本当に大事な人を失ってしまった
信じたくないし御悔やみしたくもない

ご冥福を祈るしかないのか

哀悼