おでこと頬に切り傷らしきをつくって、国籍ハッキリしない人物「キン」さんに扮して撮影したのは~今年4月頃だからね!


あれから6ケ月
10月のオイラは同じ監督の別の実録事件ドラマにワンシーンだけ出演したとき、同スタジオで前作の『オリンピックの身代金』はマダ画面に音を付けるMA作業をしてたンだから~「いつまでヤッてんだ?完成するのか!」が合言葉になってしまって(笑)。


金も時間も手間もかかった超SPドラマ『オリンピックの身代金』が、よーやく放送されることに!
11月のアタマに20人の主役が揃い踏み、豪華さを装ったマスコミ発表の会場でオイラは「ドラマにゃ大して出演してねンだからさ~こんな派手なセレモニーに出ちゃあイケない役柄だろが~オレを呼ぶンじゃねーよテレ朝ぁ!」
とブチかましといた(笑)。

此の大作
いわゆる日本の映画・ドラマの主役級が総勢であらゆるシーンにてチョイ役?をシッカリやってンだからナンとも豪華!
内容も1964年の「東京オリンピック」の開会式を爆破しようとテロ行動に奔走する者とソレを阻止しようとする警察警備との闘いを軸に「昭和」をシッカリ描こう~と気迫あふれる作品になってるのだ!

この大作ドラマのオファーが来たとき、オイラは『昭和歌』のカヴァーアルバムを創ろってぇ時で、昭和期の「光と影」を描く作業してたので此の偶然にビックリしたぜぇ!

当時、都内数ケ所を爆発させ世間を騒がしてた自称爆弾魔『草加次郎』の事件は結局犯人わからずのまま東京オリンピックの開会を迎えることとなり…と、此のドラマは事実とフィクションが混在するが、背景には「もはや戦後ではない!」の掛け声と共に高度成長をめざし~青函トンネル工事、東京タワー建設、オリンピック使用施設突貫工事等~公共事業に関わりながら作業中に犠牲となった人々の事、過酷労働による悲劇の実態を描いてるのだ。

日本人は器用だからね~
どんなヒドイ労働条件でもナンとか間に合わせてしまうからね~仕事が無くなるのが嫌だから遂ついガンバって来ちゃったからね!
今風に言えば日本全体が「ブラック企業」だった…かも。
高度成長に向かう「光」と
過酷労働の犠牲となる「影」
昭和とは、先の戦争も含め多くの日本人を集中的に失い逝かせてしまった時代でもあったのだ!

図らずもアルバムとドラマで「鎮魂」をテーマに作品を創ることになったオイラ!
此の1年はドップリ「昭和」だったなぁ…。

でも
テーマは常に「現在」に存りてだ。
オイラの顔は確かに昭和顔だが(笑)ココロはやはり「今」にあってこそだろ!

昭和39年に開催された『東京オリンピック』にまつわる大作ドラマを見てみやがれぇ



直木賞作家・奥田英郎の原作を鋭才・藤田明二監督が圧倒的スケールで描く!
『オリンピックの身代金』
11/30~12/1
両日夜9時から2夜連続で放送!

出演者

竹野内豊
松山ケンイチ
黒木メイサ

沢村一樹
斉藤工
小澤征悦
桐谷健太
速水もこみち

天海祐希
榮倉奈々
江角マキコ
吹石一恵
原沙知絵
石橋杏奈
黒川智花

大杉漣
笹野高史
国村隼
今井雅之
原田龍二
岸辺一徳

草笛光子
室井繁
佐々木すみ江
戸田恵子

渡辺いっけい
光石研
柄本佑
山口智充
相島一之
飯田基祐
石田卓也
柿澤勇人
多々良慶
渡辺哲
渡辺大
遠藤要
近藤芳正
日野陽仁
中本賢
田中哲司
田中要次
鈴木一真
ベンガル
六平直政
西岡徳馬

唐沢寿明
寺島進
平泉成
泉谷しげる
柄本明

以上

泉や