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映画『終戦のエンペラー』は昭和20年、勝者アメリカが敗戦国日本を統治するさい、マッカーサー元帥は天皇陛下をGHQ本部に呼びつけ、天皇陛下とツーショット写真を撮影しアメリカは日本の「象徴」を軍門に下らせた~部分はあるのだが、その“魂胆”は描かれてはいたか…?
かなり良質の映画だと思うが多少の残念さも感じる。

アメリカは国民の中に宗教的チカラ以上に君臨してきた天皇を人間化することで日本国民をソノ「宗教性」から解放させようとしたのだ!
しかし、自ら「人間宣言」をした昭和天皇は、焦土と化した国に茫然とする人々を励まそうと全国行脚を敢行し~喜びの涙を流す多くの国民から絶大な人気を得るのである。

アメリカが最終的に昭和天皇に「戦争責任」を負わせなかったのは、天皇の影響力を鑑み日本国民が混乱し内戦がおきないようにしたかったのと、対ソ連(ロシア)作戦とアジア侵攻作戦があったから!
極東基地として日本は重要だったのである。

マッカーサーは「朝鮮からこのまま中国を攻め共産主義者を倒せ!」と進言し、時の大統領トルーマンと大ゲンカしてマッカーサー元帥はクビになってる。
その時に発したコトバが有名な「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」なのだ。

昭和25年に朝鮮戦争が勃発し、アメリカ軍は日本を基地に朝鮮戦争に介入!
日本は国民総動員?で廃墟から鉄屑を集め、砲弾に変えアメリカ軍の後方支援して大儲けする!
まさに「朝鮮戦争」さまさまで日本は戦後の復興景気に湧くのだった!
戦争に負けたが、戦争経済で勝利すると云う現象の始まりだったのである。


これからの「戦争」は解らないが~第二次世界大戦までは戦争の仕掛け・挑発は「独裁国家」が行っていたのだ!
当時のドイツ、イタリアしかり日本だって殆ど独裁体制だったのだ!
しかし「戦争」は軍部だけで遂行出来るワケでなく、国民の半数以上による「戦争すべし!」の後押しあってこそなのである。

これからの日本
少子化で国民の数が減ってくのに国防軍に人が集まるのか?

それとも「サイバーウォー」ならぬ新しい戦争のスタイルを考えついてるのか?

それにしてはムカシムカシの価値観?を引っ張り出して強引に憲法改正をしようとするのはイッタイ…?

じつは憧れの「独裁政治」を目指してるとしたら~現在の国家経済が、相当に危険な状態!
と云うことになってしまう。

ニンゲン貧しくなると
イヤでも「誇大妄想」描いてしまうからな…。

歴史を繰り返すな



ぴ~えす

企画アルバム『昭和の歌よ、ありがとう』が8/7に無事発売することが出来て、先月から行ってきた怒涛のキャンペーンも一段落だぁ!
宮崎・高千穂でのライブ参加あと、CDキャンペーン後半戦あるもソレまでは気分は「夏休み」だワーイ!

オイラは「昭和史」をタップリ振り返った勢い?で今まで記してきた「戦争の夏」を整理してるンだが、誰に読ませたいワケじゃないが今の時期を鑑み、新しい解釈も加えての一部分をブログに載せること許してくだされたし!

キャンペーン期間中
歴史や文化を講釈した番組に出たりしてイイ気になってるってコトで!
(笑)

暑いバカ夏はまだ続く
皆さまくれぐれも熱中症には気をつけて

少し休みだ

泉や