いま

クルマで石巻に向かってるところ…

8日に石巻の雄勝(おがつ)で、昨年につづき「みんなの祭り・石巻篇」に参加する為なンだがさ~今回は雄勝の「スレート」に意味深いモノ感じてンだよ~!!

「スレート」とは
黒い石の事で、墨の硯(スズリ)を思い浮かべてもらえればイイかな…!

スズリの町・雄勝は
昨年の東日本大震災で壊滅的な打撃を受け「100日法要」に訪れた時も町はマダ広範囲に破壊されたままだった!
その町の破片の中で~タメ息を吐きながら書道家・矢野きよ実さんが愛しそうに拾い上げてたのが黒いスズリ石だったのだよ。

雄勝は
スズリの原石が採れる唯一の土地と云われるとか!
その黒石は石板スレートとなり1日に新しく公開された「新東京駅」の丸の内側表玄関の屋根に「瓦」として取り付けられたのである!

先月、NHKで放送された『よみがえる聖地・東京駅物語』で中央駅舎をデザインした辰野金吾の役を演じたが~番組の最後部に、雄勝のスレートが東京駅に関わるエピソードが紹介された。

何年も前から新駅舎の屋根を飾る為に造りつづけてきた雄勝のスレート!
しかし準備ととのった矢先、大震災が起きたのである!
スレートもすべて津波で流されたと思われ~東京駅に納めるを断念しかけた時、瓦礫の中にあって大津波に流されず殆んどが使える状態で発見されたのだ!
雄勝の人らは喜び、泥だらけの黒い石板を1枚1枚洗い、そして東京に向かうトラックに乗せた。
スレートを送り出すとき、オヤジさんはスレートに「息子よ…」と呟き、そして「元気でガンバッてこい!」と励ました!
その映像が実に感動的だったなぁ…!

辰野金吾の創った中央駅舎も関東大震災(大正15年)でビクともしなかった!
雄勝のスレートも殆んど傷んだり欠けたりすることなく新駅舎の玄関を飾ったのだから~ホントにスゴイ事だワイ!
このエピソードの一端に関われた事を誇りに思う。

1年ぶりに向かう「雄勝」
昨年以上の想いがアル事がナニよりの盛り上がりになっているのだよ

泉や