宮崎から戻った~その日だけ休みで翌日からテレビ番組収録やらナンやらでケモノのくせにヒマなしとわわ(笑)。

30年以上前の映画『野獣刑事』の上映会&トークショーに呼ばれたンで出席。
久しぶりに名匠カメラマン仙元誠三氏と会っての思い出バナシ炸裂!

この映画の後半、ジャブ中のオイラがムショから出て来て住宅街を占領し警官隊と揉み合うシーンが延々と続くンだが~これらの場面が映画全体から考えると「いらなかったンでは?」と発言して場内大爆笑!
出てる本人が「いらない」って言ってンだからな~でも皆が笑うってことは皆そう思って観てたってコトだろーが(笑)。

それまでの場面の流れヨカッタだけにオイラの後半シーンさえなけりゃ~この映画、名作となりえただろうに…!

いんや

名作になってはイカン!
なんせ『野獣刑事』なンだから(笑)。
主演が緒形拳さんで、いしだあゆみさん、泉谷しげるの3人のハナシ。

監督が日本映画史傑作の1本と云われてる『十三人の刺客』を創った工藤栄一さん!
オイラだけでなく、当時の役者は勿論~ミュージシャンまでも工藤栄一作品に出たいと思ってた憧れの映画監督なのだよ!

光と影の魔術師と云われたのはテレビ『必殺』シリーズのアノ「逆光」による撮影方をあみだしてから。
撮影監督の仙元さんも松田優作の遊戯シリーズを撮った映像の詩人なのだ!

これら一流どころが集まってはB級作品になりようないが~野獣刑事なンだからさ(笑)おもっきりのB級不良映画をめざしたワケさ!
オイラが無駄だな~と思う出演場面も今見ると突っ込みドコロいっぱいで此のシーンがあったからこそB級になれた!?
(笑)

工藤監督も他界し、脚本の神波さんも亡くなり、緒形の拳さんまで居なくなっては『野獣刑事』なる映画なんぞマッタク見る気なくなってたが、久しぶりに見て~みんな生きている!その時代の若さが躍動してて素晴らしかった!

だが自分の若さには恥じ入るばかり(笑)。

歳とってヨカッタ

泉や