泉谷しげるオフィシャルブログ 兎猫豚(うびょ~とん)のみらい日記 Powered by Ameba-P1000920.jpg


ええ!?

あの菅原文太さんが引退?

「どんな映画を見ても(被災者の)心が癒されるものではない。劇映画が今の時代にどうか?という気持ちは震災当時と変わってない」
のコメントを残して文太さんスクリーンから去りゆくのか…なんてこった!

オイラがデビューした1972年頃、不良映画は頂点にあって『仁義なき戦い』(73)シリーズは野郎どもの金字塔と云える映画で劇場は男匂でむせかえり~女性客は殆ど居なかったケド(笑)男に惚れる?瞬間共有みたいなモノがあったっけ!

ブルース・リーの『燃えよドラゴン』を見たあとにカンフーのマネごとやったように『仁義なき…』を見たあとも野郎どもは、映画の名セリフを広島弁もどきでマネしたものさ~

「最後じゃけん言うとったるがの、狙われるもんより狙うもんのほうが強いんじゃ。そがな考えしとるとスキができるど」

「おどれら!吐いたツバ飲まんどけよ!」

「つまらん連中が上に立ったため下の若いもんが苦労させられた…」

と、飲み会あるたびに皆で顔も声も似せて盛り上がり~とにかく「社会現象」だったなぁ!

文太兄いと呼ばれ『仁義なき…』の菅原文太は、色気とイイその立ち姿の格好良さとイイ此の映画の為に存在した!とまで思わせてくれたが、彼は此の映画をスター映画にせず脇役ひとりひとりを立たせたのだ!
つまり『仁義なき…』は脇役は居ず全員主役?の奇跡な映画だったのだよ。

その方向に持ってったのがスター菅原文太だったのだ!
なにせ此の企画を持ち込んだのは菅原文太さんだしプロデューサーとしても能力発揮した人なのである。

結果、熱狂的に支持された此の映画の魅力は単なるヤクザ抗争映画に留まらず~戦後日本人の生き抜くエネルギーと野望!
女性がアキれる男の格好つけたがるバカさ加減と色気!
会社経営においての集団を束ねるノウハウまで教えてくれたのだからスゴイったら!

近年、文太さんと「対談」やら「番組」等で一緒させてもらったが会うたびに『仁義なき…』のハナシしたがるオイラに迷惑してたことは確か(笑)。
ダンディーで笑顔も格好いい彼は歳とるほど渋さがましてて~絶対いつか共演したる!と思ってただけに「引退」とはナニごと!

「もうわしらの時代はしまいで。こう寒さが堪えるようになってきたんじゃ…」(仁義なき戦い・頂上作戦)

文太さん(78)は「もう此の歳じゃイイ役も来ないし、誰も期待しとらんだろ!」的なコトを言ったとか…
来年公開予定の『東京家族』(山田洋次監督)を降板してまで、映画よりも「震災復興」に賭ける思いを強調したのだった。

確かに娯楽が「害」だった時代に育ったかもだが同時にソノ不良娯楽でどれだけ生きる上での「勉強」できたか「感謝」のホウが多いケドな~!

『仁義なき戦い』は今だに見つづけている映画だしコレからも見つづけると思う!

なんとかならんもんかね…

帰ってきてほしい!

泉や


ぴ~えす

あ・名取市でのライブは25日だったスマン(汗)20日は愛知でライブだす!

も~ムカシからだが自分のスケジュール把握してないオイラは記載マチガイしょっちゅうなンで皆に気使わせヤローでゴメンなすって(笑)。

今回も長く書いてしまったしまった~思い入れあるからね~書き足りない(笑)。

でもコノへんで