広島・長崎に「原爆」が投下されてから65年。

広島の平和記念式典にアメリカの駐日大使が出席し、初めてアメリカの“態度”が参加した!

もちろん米国内の反発ありで『原爆』についてはナニも語らずだったがオバマ大頭領が提唱する「核なき世界へ」の意志は届けたつもりでは居るだろう。

アメリカが今回の態度を見せるまでの長い道のりと云ったら~なにせ“下地”は充分すぎるくらいあったのに長い年月かかってるのは何故か!?

アメリカも又“被爆”しているからである!

1945年に太平洋戦争が終わりアメリカは「勝利者」の国になったが、世界で最初の核保有国にもなったのだ!

以降、原爆よりスゴイと思ってしまった『水爆』実験にも拍車をかけるのである!

『ビキニ環礁』での水爆実験のドキュメントフィルムを10数年前に見たコトあるンだが、驚いた!

廃棄用の戦艦を海に浮かべて水爆の威力を試すンだが、実験を遠巻きで見てる兵士たちは平常軍服でサングラスさえ着けてないのだ!

しかも、爆発が収まり~戦艦の破損率を調べる?つもりなのか破壊された戦艦に平常軍服のまま乗り込み、笑顔で記念撮影までしてるのだ!

その時の様子をフィルムにて語る兵士は、顔のアップから始まるのだが最後にゆっくりカメラがズームアウトして行くと、顔はナントもないのに胸あたりから全身に渡り、見るも無残なる巨大化した火膨れ体なのだ!

「あの時、甲板で一緒に記念写真を取り合ってた友人も上官も女性兵士も全員被爆し、やがて残酷に醜く変形して皆、死んでしまった!」
と証言したソノ兵士も撮影後、発狂死してるのだ。

あの『キューバ危機』の時でさえ、核戦争が起きた時のキャンペーンCMは「ピカッと来たら机の下に」なんだから~当時のアメリカは核爆弾作っておきながら「対処」には無知だったのである!

いや

軍は放射能の威力は知ってたが、より被爆度を知る為に民間をも実験にした~と云う疑いは相当にかけられたのだが…

かっての西部劇の大スター、ジョン・ウェンもゲーリー・クーパーも癌で亡くなってるンだが、原因は核実験を何度も行ってた荒野での撮影が多かった為に“被爆”し、発ガンしたと思われてる!

アメリカだけでなく世界の核保有国は実験や事故により、多くの国民を「被爆」させて来てるのだ!
そしてソノ場所を訪れた観光客までも犠牲になったりしてる以上、世界は核廃絶に動かざるに成って来ていると云ってイイ!
ようやくだが。

平和式典でアメリカ以外の国は「核廃絶」に向かって!をハッキリと声明してるのに肝心の我が国の総理は
「核保有は、核脅威の抑止力に必要である」と発言してしまった!

カンが悪いと言うか空気読めないと云うか~世界の恥っさらしである!

核廃絶の道は
まだ長く険しいが
今回の広島・原爆平和記念式典は世界にとっても重要な意味を持つコトが出来たと思う!

広島・長崎で被爆された多くの方々に
心からの黙祷と祈りを


泉谷しげる