もう一人の「マイクロ波聴覚効果」 | しげたろうのブログ【テクノロジー犯罪被害の周知・撲滅を目指して】

しげたろうのブログ【テクノロジー犯罪被害の周知・撲滅を目指して】

私が直面しているテクノロジー犯罪(エレクトロニックハラスメント)被害と言う社会問題について、メーカーの技術者として勤めた経験と様々な視点から考察します。被害が止まったら、研究者又は技術者に戻る予定のため、科学技術評論、物理・化学などの記事を書きます。

 

 

テクノロジー犯罪被害の基礎技術と言われるのが、1962年にアラン・フレイ博士が発見した、電磁波で遠隔から特定個人に音を聞かせる、「マイクロ波聴覚効果」と言われる物理法則、所謂、「電波は聞こえる」と言うものである。

 

この物理法則で、もう一人、私が人物を挙げるとすると、イリノイ大学、ジェームズ・リン名誉教授である。リンク先のように、非常に高名な大学教授で、「マイクロ波聴覚効果」に関してだけでなく、他にも多くの功績を残しており、IEEEのフェローだったり、生物、医学、電磁気学が交わる領域で業績を広く残している。

 

業績リストを見ると、私も実際に読んだリン名誉教授の文献があるが、「ハバナ症候群」の解説も行っており、高周波電磁界の生物学的影響など、現在の電磁波問題に関する研究もあり、非常に興味深い研究をしている。

 

リン名誉教授は、実際にYouTube動画に出演して、「マイクロ波聴覚効果」に関する解説を行っているので、リンクを貼る。

 

 

最近は、岩波基礎物理シリーズの「電磁気学」を読んでいる。社会に出てからも色々と経験しているので、学生時代よりも読み進めるのは早く、この領域で必要とされるベクトル解析や微分方程式などの数学も、「物理の数学」の巻で復習しているので、以前よりも難解に感じない。

 

しかし、実際に講義に参加して復習し、筆記や口頭試問を受けた訳ではないので、くれぐれも理解した気にならないように、注意している。十分読み込んだら、「電磁気学」を用いた通信工学や電波工学の本やリン名誉教授の論文もパラパラと読んでみようと考えている。