私が物理を勉強したキッカケ | しげたろうのブログ【テクノロジー犯罪被害の周知・撲滅を目指して】

しげたろうのブログ【テクノロジー犯罪被害の周知・撲滅を目指して】

私が直面しているテクノロジー犯罪(エレクトロニックハラスメント)被害と言う社会問題について、メーカーの技術者として勤めた経験と様々な視点から考察します。被害が止まったら、研究者又は技術者に戻る予定のため、科学技術評論、物理・化学などの記事を書きます。

 

私は、社会に出てからは技術者の仕事をしていました。私の両親でも驚くのですが、即ち高校生の普通科に通われた方ならお解り頂けると思いますが、即ち、「理系」と言う事です。理系は理系でも、今は、子供の習い事にもなっている、プログラムを組んだり、通信のシステムを作ったり、Webサイト等を制作する技術者が多い様ですが、私は、日本の高度成長期を支えた時に多くいた、所謂、ハードウェアに分類される、物理や材料に関する経験や知識が多い技術者でした。

 

ここで、「物理」と言う学問に初めて接したのは、高校2年生の頃、理系コースを選択してからでした。1年生の頃は、ひたすら、何故か数学だけ勉強したので、面白みを感じていたので、自然と理系を選択し、高校のカリキュラムによって、理科は「物理」「化学」を選択する事になります。将来は、鉄道関係や半導体関係に興味があったのも記憶しています。そして本格的に理系の勉強に取り組む事になります。

 

しかし、物理と言う科目は、「数学を発展させるほどの、自然現象・イメージを数式で表現する」と言う当時の高校生の私に取っては、非常に難しい科目であったと思いますが、日本を支えた半導体産業関係などに将来就職をしたいなぁと漠然と思っていた私には、避けては通れない道でした。最初は、ニュートン力学の問題でさえも、非常に難解だった記憶があります。先生方も基本的に教科書を長々と読み上げると言うよりも、教室で軽く実験をしていたかな?と言う記憶があり、演習問題でさえも、公式の証明を問題自体が、順に導かせる様な問題が多かった様な気がします。

 

私は、どちらかと言うと、化学の方が得意でした。しかし、高校卒業後、予備校に通う事になり、予備校が始める前に、基礎からキチンと見直そうと考えて、ほぼ公式の証明の様な問題ばかり解いていると、化学よりも物理の方が点数が伸びて行き、自分の興味も物理よりになりました。

 

そして、大学では、物理・電子工学等の学問に興味を持ち入学したのです。

 

振り返ると、物理は非常に難解な式で説明されていますが、今回のテクノロジー犯罪被害の検証の際には、測定器や計算値だけを鵜呑みにせず、基礎に立ち返って、物理現象のイメージをグラフ化する様な解析をされると良いと考えます。そうすれば、何か論理的な結論が得られ、この社会問題の解決に貢献できるかも知れません。

 

今、家族に「物理」と言えば、私の事を指しているみたいな事を言われ、ある人に、「高校生のための「物理」を教えるブログの作成の仕事はどう?」と言われた記憶があります。仕事をしていた時の合間にも、物理系の雑誌や電気工学系の雑誌などもよく読んだものでした。技術者ならば、最新の技術動向に目を見張っていなければならないと私が感じていたからです。

 

今、このテクノロジー犯罪被害を受けて、元技術者として大変残念であると同時に、これを機会に、政治家からだけではなく、学者、研究者、技術者からも、法整備を促してして頂き、今後の科学技術の進むべき道を示さなければならない大変重要なポイントである様な気がします。

 

そんな訳で、ぼそぼそと雨が降る中、書いてみました。