「ホリデーストレス」って言葉があります。
楽しいはずの年末年始の休暇や連休は、時にはストレスフルになることもあるということ。
ホリデーのための様々な準備に追われて自分の時間が取れなくなったり、義理の家族や知り合いとの集まりの中で気疲れしたり、楽しくしなければ!というプレッシャーに負けそうになったりすることらしいのですが。
今回はフィリピンでの滞在が数週間だったため、見事にこのストレスにはまってしまいました。
たぶん一番の原因は、常に色んな人に会っていて、自分だけの時間が取れなかったというのがあると思います。
その中にはもちろん、義理の家族との過ごし方もあります。
クリスマスが過ぎたころ、もやもやが溜まっちゃって、どうしようかなぁと考えたのですが、旦那さんに問題提起をしてみました。
旦那さんはびっくりしたみたいだけど、ずっと我慢してこの先義理の家族との付き合いを負担に感じるのも良くないだろうと思いまして・・・。
旦那さんは大家族です。
義理のお父さんは再婚した奥さん(最初の奥さんとは死別)と、その連れ子2人と住んでいます。
義理のお兄さんは6人の子供(13歳から19歳まで)がいて、奥さんと一緒に別な家に住んでいます。
その他に親せきがたくさん、マニラ近郊にいます。
みんなとても良くしてくれて、色んな集まりだとか、食事だとかに呼んでくれます。
でも、それがずーっと続くと、正直きつい。
一つには
言葉の問題 があります。
フィリピンでは英語はフィリピン語と並ぶ共有語となっていますが、みんながみんな問題なく話せるわけではない。
みんな私と話すときは英語で話してくれますが、それ以外はフィリピン語。
大人数で集まると、自然とみんながずーっとフィリピン語で話していて、私はニコニコとただ座っているだけ、という状況に。
付き合い始めの頃はそれでいいけど、長い付き合いとなると、正直・・・
ツマラナイ。 誰が悪いわけではない、ただ言葉の違いで、マイノリティが寂しい思いをするという状況で。
エチオピアでのイギリス人同僚が陥った状況
(過去記事) に似ています。
しかも、相手の家族との付き合いはまだ長くないから、共通の話題を見つけるところから始めなきゃいけない。
みんながうわぁっとフィリピン語で盛り上がっているところにどう参入すればいいのかタイミングがつかめないし、隣に座っている人に話しかけようと思っても、私と共通の話題探しから始めるのは面倒かなぁと躊躇しちゃう。
でも皆が話していることが理解できないから、また話題から取り残されてしまう。
旦那さんもなるべく通訳してくれるように心がけているようですが、ずっと通訳しているわけではないし、そのために話の流れから一度離れなければならないので、結局みんなの流れを止めちゃうので、私が恐縮しちゃう。
もう一つは、義理のお兄さんの家族の時間の過ごし方。
結構夜型家族で、深夜過ぎても一番小さい13歳の子も含めて騒いでいることが多い。
人の家庭のことなので私がどうこういうことではないけど、私たち夫婦までそういうのにまで付き合う必要はないんじゃないかな?と思ってしまう。
なのに2日連続で、付き合う羽目になった。
23日の夜は映画を夜の10時半から観ようということになって、まぁ、子供たちも冬休み中だからと私も同行した。
でも渋滞がひどくて、映画の時間には間に合わなかった。
「映画を観るんじゃなければ私は家に帰りたい」と旦那さんに耳打ちしていたのに、結局ファミレスに流れ込み。
そこで深夜過ぎまでだらだらファーストフードを食べ続けた。
その映画の前に義理のお父さんのお家でとってもおいしいお食事をいただいた後だし、私はこれは完璧な無駄だと思う。
更に上記の言葉の問題で、私はとーーーーってもつまんなかった。
で、クリスマスイブは義理のお父さんのおうちで夕食、ということになっていたのに、結局お父さんのお家にはランチに行って、その後義理のお兄さんの家になだれ込み、夕食に参入、その後深夜の映画に。
この、人の家の食卓に流れ込むというの、私はとっても嫌。
旦那さんは「家族なんだから良いんだよ、フィリピンではそういうのは大歓迎なんだよ」というけど、私はそうは思わない。
特にお兄さんの家族は大家族なので、食事はつつましい。
食材の個数も家族の人数に合わせて用意しているし、私たちが参入したばかりに義理の姉が台所でこっそりと人数分のステーキ肉をサイコロ切りにしたのも見ていた。
その色んなことを説明してみたのですが、旦那さんはちょっといまいちピンとこないみたいで(--;)
男ってそういうところ、鈍感だよなぁ・・・。
「僕の家族が嫌いということかな」と解釈し始めたので、違う!と訂正しなければならなかった。
で、結局一番納得してもらった説明は、私は「外国人なんだ」ということ。
外国人だから言葉の壁がある。
外国人だから、習慣も違う。
フィリピンでは大丈夫だということでも(人のお宅に食事時間になだれ込む)、私は違和感を感じる。
郷に入れば郷に従えともいうけど、フィリピンで数週間過ごすのも今回が初めてで、少しずつ時間をかけて慣れていくというのも大切ではないかと。
ただ、問題を提起するだけではなく、解決策も考えてみた。
① 言葉の問題に関して
数週間の滞在中、色んな集まりに参加する中で、言葉の全部が分からないでも、接続語・否定形・肯定系がつかめるようになってきた。で、時々英語の単語が出てくるので、なんとなく会話の内容がつかめるようになってきた。そんな時は少々強引でも会話に入っちゃう!全く見当違いの参入になっちゃう時もあるけど、それはそれでいいじゃないか、重要会議でもないんだしと割り切ることに。
そして誰かが「Shigerikuがいるんだから会話は英語にしようよ」と提案してくれた時は、その言葉に甘える。これまでは「大丈夫です、みなさんでフィリピン語で続けてください」って気を遣って言っていたけど、長い付き合いを考えた場合、それは非効率。それによってみんなの会話のテンポがスローダウンしたり、会話が詰まったりするけど、あまり恐縮せずに楽しんじゃう。
結局そのことで相手のことが分かって、他の人がフィリピン語で盛り上がっている時は隣同士の人たちと話すこともできるようになった。
② 時間の過ごし方について
滞在中のスケジュールを立てた。いつものパターンとして、旦那さんは色んな友人にも会いたいし、家族との時間も大切にしたい。でも計画を立てないばかりに、時間が無駄に過ぎて、後悔したりする。
計画を立てるにつれて、深夜までお兄さんの家族と時間を過ごすことの無駄が見えてきた。それよりは週末の昼間に一緒に何かをしたりすることの方が効率が良いと見えてきた。
これによって、私も「次に何をするのか分からず、いつの間にか勝手に予定が立てられている」というストレスがなくなったし、私達だけの時間がどこで取れるのかも把握できるようになった。
そしてとても大切なことが、「自分も参加する」ということ。
ホリデーストレスの要因の一つは、周囲から取り残されたような気持になること。
なので、相手の家族に前々から頼まれていた「日本料理の作り方を教えて」に応えることにした!
マーケットでの買い出しから一緒に行くことによって、材料の調達法から伝授。
メニューはフィリピン人に大人気のお寿司とフライ(牡蠣、エビ、イカ、とんかつ)。
家族全員に役割を分担して、みんなで楽しくお料理。
これまではお店に行かなければ食べられなかった日本料理の数々に全員大興奮!
大家族で大皿もなかったので盛り付けはめちゃめちゃですが、ご容赦を(^-^;)
私もなんだか初めて、家族の一員として過ごしたなぁと感じました。
相手のことを知ることも大切だけど、私自身のことを知ってもらうのも大切。
そのためには、ただ片隅でにこにこ座っているだけではダメなんだと思います。
これから長い付き合いになるんだもの、お互いにストレスがないように過ごしていきたいと思います。
少しずつ学びながらね・・・。