今日は格闘技イベント「Krush」の名古屋大会が
行われた。名古屋と言う事なので、当然会場に
は行けず、人生初のニコニコ生放送での観戦を
させていただいた。

なんという有難い時代ですかねぇ~♪
大きい大会でしたらCSでペイパービューなどで
観ることが出来ましたが、ニコ生のおかげで
大きい大会ではなくても遠くの地で生で観戦する
事が出来るんですもんねぇ~。

序盤はアグレッシブな展開が多く、KOも飛び出して
Krushらしい大会になってましたね。

全部は総評出来ないので、後半4試合について
レビューしていきます。

まずは大岩 VS 倉崎。
大岩選手は個人的に注目している選手なので、
毎回楽しみに観戦しているんですが、前回の試合
で敗戦を喫しているので、今回はどんな仕上がりか
楽しみにしていた。

想像とは反して序盤は距離を取る展開!珍しい(笑)
敗戦から勉強したのか、落ち着いた立ち上がりから、
的確にパンチを当てているように見えました。

そして2R。
本来の持ち味である距離を詰めてからの打撃が出始
め相手にプレッシャーをかけ、ダウンを奪う。大岩選手
にとって理想的な展開!こりゃKO勝ちあるかなぁ~って
思ってたんですけど、3Rで少し疲れたらしく判定勝ち。

惜しいなぁ~。
同門の武尊選手が王座を返上しただけに、ここをOK
で勝てばタイトルに近づけたんですけどねぇ。

ファンの僕から見ても次戦で奮起してほしいっていう
内容でした。頑張れ!大岩龍矢!




次が瀧谷 VS 良輝。
Krush初の-53㎏戦ということで、注目の一戦でした。

実績的にも見ても元55㎏チャンピオンの瀧谷選手が
有利なのは否めず、その勝ち方が注目の戦いって
いう感じでしたね。

結果は大差の判定で瀧谷選手の貫録勝ち!
本人いわく2R途中で失速したということで、今後の
53㎏での調整がキーになりそう。もちろん初代王者
の最右翼であることは間違いない。

ちなみに写真は撮り忘れました(失礼)

次が、メインと言ってもいいほどのマッチメイク。
山崎 VS 野杁!

Krushは本当に出し惜しみしない!
宮田プロデューサーは太っ腹だわぁ~。
年に一度の名古屋大会ですからね。ダブルメインイベント
くらいの花火で丁度いいという事なんでしょう!

試合は正に一進一退!
僕的に戦前の予想は、早いラウンドなら山崎選手。
長引くようなら野杁選手と予想していました。

ところがところが。
やっぱり山崎選手は現役チャンピオンなんですよねぇ。
3Rになっても動きに陰りはないですし、延長に入っても
全く失速の気配なし。逆に野杁選手にエンジンを駆けさ
せない戦いをしていた感じでした。

一方野杁選手は、慎重になり過ぎた印象。
階級が違うとはいえチャンピオン相手の戦いで、事実上
挑戦者の立場と言う事であれば、もう少し積極的な勝負
をしても良かったのではないだろうか?

ましてや今後の目標がK-1のゲーオ選手と言う事であれば、
尚のこと、ここは延長判定という決着が物足りない印象。

僕個人としては、これでゲーオ直行は無くなったんじゃない
かと考えます。次戦はKrush-65㎏チャンピオンシップか、
K-1ならノンタイトルを戦って1勝を挙げるのが先でしょう。




そしてメインイベントはNOMAN VS 泰斗。
-65㎏タイトルマッチでした。

お互いに気持ちのこもった戦いではありましたが、
負けたくない気持ちが強すぎたのか、倒す流れが
見られませんでした。

特にNOMAN選手には本来のアグレッシブさが
無かったように見えました。チャンピオンの重圧
でしょうか?泰斗選手が光を消したのでしょうか?

どちらにせよ、結果がドロー防衛という形では
メインイベントとしては消化不良でした。

泰斗選手はかなり頑張っていましたが、空回りの
部分もあり、プレッシャーをかけ続ける所までは
いかなかったですね。もう少しプレッシャーを強く
かけ続けられたら、展開は違っていたかもしれま
せんね。

NOMAN選手が試合後に口にした通り、次戦は
NOMAN選手と野杁選手とのチャンピオンシップ
と言うのが自然の流れでしょうね。

早期実現を祈ります。




全体を通して、格闘技は本当に生ものですね。
全く予測がつきませんし、想像通りにもならない。

ただ、観ている方は期待を高く持っている分、
後半4試合が判定(特にラスト2つが延長判定)という
決着には少しだけ残念な印象を感じてしまいました。

あと、K-1が大きな目標として掲げられていますが、
KrushがK-1への通過点にならないよう、選手たちには
頑張っていただきたい!

K-1、Krush、両方とも価値を高めて、最高の舞台に
していってほしいですね!