先日知人たちと話していて、スマホの音声認識の話しになりました。
どうやら感情豊かに発声すると認識しづらいらしいと。
その場で、冗談めかしてこう言いました。
「私がしゃべると、バッチリ認識しますよ!」
普段の私を知っているその場にいた人たちは爆笑でした。(^_^;)
私はよくこう言われます。
「淡々としてますね。」
コーチングの感想でもよくこう言われます。
「淡々と話しを聞いてくださるので話しやすかったです。」
いや、私にだって感情はあります!
ただ、その発し方が傍から見ればわからないくらい穏やかなだけで。(笑)
自分のこういうところは、それだけを見れば単なる特徴です。
そして、単なる特徴ということは、そこにも強みと弱みの両面があることを意味します。
どんなに内心ドギマギしていてもそれが表に出にくいのは、自分ではわからないけど、周りに安心感を与えているようです。
一方で、喜怒哀楽が表に出にくい私は、場を盛り上げたりするのは苦手です。
でも、それを逆に捉えれば、場をクールダウンさせ落ち着かせることができるということにもなるでしょう。
こんな風に、自分だけの特徴ってコロコロとひっくり返るし、ひっくり返せるものなのです。
これがわかってくると、どうその強みを活かそうか、どうその弱みに対処しようかと考えられるようになっていきます。
弱みに対処すると言ったって、自分で何とかする必要は必ずしもないのです。
場を盛り上げるのが苦手ならば、それが得意な人にお願いすればよいのです。
私もそこはとうに諦めています。
自分にできるのは、ただ微笑んで見守るだけ。(笑)
いずれにしても、そうやって自分の強み、弱みを認識するには何とかして客観的に見た自分の特徴を知る必要がありますね。
で、実はそれは難しいことではなくて、ただ単に周りの人の声に素直に耳を傾ければ良いのです。
そして、これが意外と難しい。
(あっ、また矛盾したこと言ってる。(笑))
なぜならば、ほめられるとそれを素直に認められないこともあるし、短所を指摘されるとついつい「そんなことない!」と反応してしまうこともあるからです。
だから、ただただ素直に他人の自分に対する評価にアンテナを立てて、耳を傾けてみる。
そして、そこに何か反応が出てくるとすれば、そういう反応を起こさせる何かが自分の内側にあるということなので、そこと向き合ってみるのもいいと思います。
そう、日常の中にこそ自分の人生を良くするヒントがたくさん散りばめられているのです。
コーチはそういう視点をもってクライアントと関わります。