アプローチ | ストレングスファインダーで強みを活かす ストレングスコーチちしきのブログ

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ストレングスファインダーのプロとして、ひとりの人間として、日々感じることを書いています。

こんにちは。


ストレングスコーチのちしきです。


先日、ある方と対面でコーチングセッションをさせていただきました。


アドラーも言っているように、およそ人の悩みというものは人間関係に帰結しますから、コーチングのテーマもほぼほぼそうなりますね。


そして、人間関係がテーマとなると難しいのは、そこに関連してくる他人(身内を含む)の存在です。


例によって他人は変えられませんから、話しを聞いていて、どんなに、


「そりゃあ、ひどいなぁ。」


と思っても、こちらの(クライアントさんの)働き掛けで、その人(たち)をどう変えようかと、答えをそこに求めるようなコーチングを、私は決してしません…というかできません。


そもそも、クライアントが語る世界は、クライアントが自分固有の色のついたメガネで見ている世界なので、それをそのまま鵜呑みにすることもできませんし。


で、私がセッション中、何に注意して聞いているかというと、その人の固有の思考のクセって何だろう?ということです。


ある意味、話しそのものはあまり聞いていないのかもしれません。


いろんなことを語っていただきながら、そこに潜む思考パターンを紐解いていきます。


そして、その人の思考の延長線上にはない方向から質問を投げ掛けます。


結局、人間関係を何らかの形で改善しようと思うならば、自分のふるまい、言動を変えていくしか方法がないのだと思います。


相手を変えようとするのではなく、ただ自分の思考をちょっとだけ、違う方向に振ってみる。


自分の基準の枠を、少しだけ緩めてみる、広げてみる。


それによって、関係性の何かが変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。


そこは、相手のあることである以上、やってみないことにはわからない。


無責任かもしれないけれど、それもまた事実。


そういう意味では、コーチにとっても、このアプローチはとても勇気のいることなのかもしれません。


でも、少なくともクライアントの方が見ている世界が、このアプローチをとることで、もっと広がりのあるものになることは間違いないと思うのです。


そしてその世界は、今見ている世界よりもきっともっと楽に呼吸のできる、そんな世界なんじゃないかと。


そう信じて、これからも関わります。


アサーティブコミュニケーション講座



 久しぶりにアサーティブコミュニケーション講座を
 開催します。

 日時:2014年10月12日(日) 10:00-16:30
 場所:国際交流会館 3F 研修室2
 講師:知識茂雄
 参加費:5,000円

 
 お申込みは、こちらから。





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