ストレングスコーチのちしきです。
先月後半に、いよいよ始動したストレングス・ラボのストレングス基礎コースに、11月の福岡での開催を見据えて、オブザーバーとして参加してきました。
ストレングス基礎コースでは、扱っているのがストレングスファインダーだけに、参加者の皆さん、そして運営側の皆さんそれぞれの、資質とその組み合わせでの行動特性に目が向きます。
そして同時に、そこから自分自身の行動特性というものも、より明確に見えてきます。
「あぁ、この人はこういう時に、こういう反応するんだ。自分にはないなぁ。」
というように。
それが、自分の良さであることもあれば、逆にダメな部分であったりもしますね。
ここまでは、そういう風に意識を向けていれば、誰でも感じることができると思います。
後は、それを知った上でどうするか?
こういうところは自分はダメだなぁと思っても、そのダメな部分がどこからやってくるのかがわからなければ、対処のしようがありません。
例えば、私の場合は、
「ここはもっとこうした方がいいんじゃないか?」
との意見があったにしても、なかなかそれを口にすることができません。
そういう場面に遭遇した時、なぜ自分がそうなのかがわからなければ、
「言えないんだよなぁ。」
で、終わってしまいます。
でも、ストレングスファインダーで、自分のどんな資質が作用してそうなるのかがわかれば、また違った対応がとれます。
私の特徴的な資質は「調和性」です。
「調和性」は人との対立をきらう資質であり、周りの人との間に心理的なさざ波を立てることを避けようとします。
だから、なかなか、いわゆる”意見する”ことができないんですね。
これがわかってしまうと、「調和性」は誰でも持っている資質ではないし、自分が”意見される”ことが嫌いだとしても、相手がそう思っているとは限らないことが理解できます。
また、世の中にはむしろ”さざ波を立てる”ことで物事を進ませようとする人もいるんだということにも気づけます。(自分にない資質を勉強することで)
そうすると、ひょっとしたら、自分の気持ち悪さが発言を止めている、そのこと自体が周りにとっては、好ましくない行動なのかもしれないということもわかります。
こうやって、初めて、
「勇気をもって意見することも、必要なのかもしれない。」
という感覚が生まれてくると思います。
そうなれば、あとは勇気を出すだけですね。
それが自分の資質である以上、気持ち悪さが残るのは仕方のないことです。
でも、その気持ちの悪さを脇において、勇気をもって踏み出してみる。
その一步は、とてつもなく大きな一步になるかもしれませんね。
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