現在地は前回の冒頭と同じ、区間道路3・4号線と遠藤葛原線が交わる交差点。


ここを通るドライバーなら誰もが目にする仮設のガードレール。

このガードレールを超える時が来た…!


すごい、新品だ。絶対最近じゃん。この道敷いたの。

横断歩道はないのに、点字ブロックまで完備している。


…なにもない。轍も、車線も。舗装もピカピカ。


轍がないのは唯一の入口が塞がれてるため当然といえば当然なのだが、工事現場によっては作業中工事用道路として利用され、重量のある車両が通るケースもあるため共用開始時には舗装がかなり傷んでいることがある。


新品の道は、ガードレールの奥側と全く同じ道幅で手前へと続く。


無論、共用されているエリアは新しいながら使用感も感じる。手前と奥で造られた時代に相当の差があるのだろう。


終端部までゆっくり歩いて5分もかからなかった。

道はぷっつり切れており、区間道路3・4号のように奥に続くダート路のようなものはなく、先にあったのはこの道の続きとなるべく確保された用地だけだった。


なお、手前の歩道側にある緑のシートは植樹用地である。


道の断面をここまで綺麗に観察できるところは珍しい気がする。

未成道こそ沢山あっても、舗装路の終わりとともに柵があり侵入を拒まれるところや、終端が隧道予定地でそれ故に断面が土砂に埋もれている場合が多々ある。



歩道と車道を隔てるコンクリートブロックだけ他より飛び出している。敢えてなのか、既製品故に長さが合わなかったのだろうか。



反対側の歩道を歩いて来た道を戻る。

スペックは反対側と全く同じ。

反対側もそうだが沿道の畑への入口がいくつか設けられている。

いずれも使用感はない。


中間地点付近から終端部を見る。

この辺りに山や谷はないので、用地さえ確保出来ればすぐにでも完成しそうだ。



仮設ガードレールまで戻ってきた。

舗装をよく見るとチョークの下書きがある。

きっとこれから横断歩道を書くのだろう。



遠藤葛原線の既成部分を後にする。

舗装路は100mにも満たないが、先程見た通り舗装路の先も用地確保されているようだ。



道路用地と農道が交差するところに来た。


奥のブルーシートの先は先程歩いた舗装路だ。

既成部分と全く同じ道幅が確保されているように思う。

反対側を見る。

謎の盛土があるが、それ以外に変わった点は見つからない。

用地の幅も既成部分側と同じくらいである。


写真ではわからないが、用地は林に突き当たって行き止まりになっている。


このレポートの最初に登場した交差点へ戻ってきた。


写真は交差点から県道方面を向いている。

先程の未成部分と規格がほぼ同じだ。

強いて違いを挙げるとすれば、歩道に植樹用の場所が確保されていない事くらいだろうか。


当然、現地ではこの道と未成部分は同一路線という考察をしていたのだが、実際にはもう少しややこしい経緯がある。

…詳しい話は調査報告回で。