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もう1週間が経ってしまいましたが、
先週ヴィクトワールピサの引退式に行ってきました。
まずは写真からどうぞ!
<パドックにて>
滝川厩務員との絆がよく表れていると思います。
ゼッケンでなく引退式専用の馬服をまとっていました。
鞍を乗せていなかったので、馬場でキャンターをさせないんだなと
登場した時に思ってしまいました。
メンコも着けていましたし、種牡馬として送り出すために
最善を尽くしているというのが伺えました。
<本馬場にて>
気合が乗っていました。
これから走ると思っていたのかも分かりませんね。
やっぱりここにミルコがいないのは残念でした。
それはネオの引退式の時も同じでしたね。
「ありがとう、ヴィクトワールピサ」
また産駒が競馬場に戻ってくるその日まで
楽しみに待ちたいと思います。
ネオユニヴァースの後継種牡馬としての活躍を
期待しています。
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いろいろな思いで迎えたこの日の引退式。
この曇空はヴィクトワールピサがデビューしたあの日と同じでした。
場所も京都競馬場ということもあって、パドックではデビュー戦のことを
一番に思い出しました。
この2年3ヶ月の期間をこうして振り返るには
引退式はデビュー戦の京都競馬場で良かったのかもしれません。
馬体も精神的にも逞しくなりGⅠを3勝もして、
無事に種牡馬になれるということはとても素晴らしいことです。
角居調教師を始め関係者の皆様の苦労は想像以上だったと思います。
本当にお疲れ様でした。そして、感動を下さりありがとうございました。
角居先生もまだ走らせたいという気持ちもある中での
引退決定で、残念に思っている部分もあると思いますが、
このノウハウをまた生かして海外で活躍できる馬を
育ててほしいと思います。
それがヴィクトワールピサ産駒であれば最高です!
デビュー戦からここまで競走生活を追い掛けた馬はいないかもしれません。
未勝利戦・京都2歳S・ニエユ賞の3戦は見れませんでしたが、
15戦のうち12戦も現地で応援させてもらって、幸せでした。
ネオニユヴァースのデビュー戦は現地で見れませんでしたし、
きさらぎ賞~皐月賞も見れなかったので、余計にそう思いました。
ネオユニヴァースで後悔した分、ヴィクトワールピサではその後悔がないです。
フランスやドバイに行けたことは自分の人生の中でも
大きな出来事であり、それ以降考え方も少し変わってきました。
それだけ影響力のあった馬だったのだと今になって感じます。
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もう1つ、思い出したことがありました。
それは父ネオユニヴァースの引退式。
あの日も曇空の下で行われました。
2004年9月20日(祝)
「ネオユニヴァース引退式」
札幌競馬場 パドック~本馬場
ネオユニヴァースと言えば“黄色いメンコ”が
トレードマークでしたが、引退式では外していました。
素顔が見れただけでも札幌まで行った甲斐がありましたね。
鞍は着けていましたが、脚を骨折していたので
当然キャンターは行いませんでした。
ヴィクトワールピサが馬場を歩いている姿を見て
ネオユニヴァースのあの日の姿がダブりました。
そういえば、あの日の引退式前の新馬戦の入場曲は
ラルクアンシエルの ♪NEO UNIVERSE でした。
今回の引退式はこれという曲はかかりませんでしたね。
ヴィクトワールピサの引退式、あっという間に
終わってしまいましたが、その余韻の方が大きいです。
ヴィクトワールピサは初年度の種付料が350万に決定しました。
ワークフォースと同額ということで高い評価をしてもらったと思います。
ネオユニヴァースが300万なので、ここでも父を超えたことに。
もう社台SSに到着して、これから種牡馬生活に入りますが
サラフィナや来年度はデインドリームといったビッグネームが
挙がっているのがビックリです。
ドバイWC馬と凱旋門賞馬の夢の産駒の誕生が待ち遠しいです。
こういう夢があるので競馬はやめられないですね。
これから産まれてくるであろうヴィクトワールピサ産駒に
ジャパンC制覇、そして世界のビッグレース制覇の夢を託します!