同じ三木助なのに | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

同じ三木助なのに

当代三木助と四代目三木助とでは、私に対して大きく違う!!

弟四代目三木助は、プロデューサーとしても、マネージャーとしても姉としても絶大な信頼を持ってくれた。

私はそれに応えるべく、次々と仕事を取った。

昔は例えばNHKの大河のプロデューサーは一目で判る!!

勿論顔見知りになる前は、灰皿に山盛りに吸殻があるのは偉い人だった。

小者はタバコなど吸う暇はない!

頭を使い熟慮を余儀なくされる人は自然とタバコを吸うので灰皿はいっぱい。

そこで売り込み

「元禄繚乱」の時は出遅れた。

四十七士の話だった。

主役中村勘三郎

行った時には、「台本も脚本も出来ちゃっているから遅いよ!」と言われた。

そんなので引き下がるようでは一流のマネージャーではない!

「台本読みましたけれど、抜けているシーンがありますよ!」

と、水を向ける。

大河ともなると完璧を目指すので食い付く。

討ち入り前に、全員が装束に着替え気合いを入れる蕎麦屋のシーンがなかった。

蕎麦屋の主人では、ちと不足なので強引に宿屋に設定して役をゲット。

「元禄繚乱」は、東山紀之さんやタッキーも出ているかなりNHKでは力の入った作品だった。

ちゃっかり出演。

そのほか、最近亡くなった加藤剛さんの出ていた「大岡越前」これには、密偵役でレギュラー

ただ私はよくセクハラにあった。

まだセクハラがメジャーじゃなかった時代

たけしのテレビタックルも準レギュラーだったが私がセクハラにあい弟は「姉を売って迄出ない。」とあっさり降板

弟の死後もよくテレビの仕事は戴いた。

そこには、まだ真打ちになる前の愚息を絡ませる。

そんな番組も軽いセクハラ

「すみません、息子さんの前でお母さん口説いて」

当代あっさり「大丈夫です。慣れていますから」

そんなわけで当代三木助と四代目三木助は全く違う!!

時代が変わり、喫煙に厳しい中出来る関係者を探すのが難しくなった昨今は、息子三木助のプロデュースは難しい。

だいたい根本的な信頼度が違う!!

任せて安心の丸投げ四代目三木助と、この婆さん何するかわからないの疑心暗鬼の当代三木助では、仕事で交わるのは難しい。

せめて五代目三木助には、良いお客様をゲットするが私の最大の仕事だ!!