五代目小さんと談志の誕生日 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

五代目小さんと談志の誕生日

1月2日は、亡き五代目小さんと談志の誕生日である。

小さんの生きていた頃は、毎年目白の小さん宅で一門総出の華やかな誕生日が行われた。

小さん亡き後1月2日談志の誕生日と知った。

2009年

談志一門の弟子が集まるのを談志が拒否したと知って…当時の三木男と二人で談志宅へ行った。

そして密室の談合を行い三木男独演会の初回ゲスト談志と決定

後の遺影となる談志の楽しそうに落語を語る姿が出来た。

あの日談志は体調悪い中、三木男の為に45分の枕を降り倒した。

客席で聴いていた私は体調の悪さから枕だけで高座を降りるのか!?と心配して立ち上がり掛けた途端に「孝行糖」が始まった。

一旦始まり掛けた咄に、談志の体調の悪さは微塵も感じなかった。

事実高座を降りた時の談志は舞い上がっていた。

久しぶりの高座と抜群の出来

落語をやる気力を失っていた談志に、落語を語る愉しさを思い出させる高座だったのだろう。

周りにいた関係者に興奮して「凄い出来だったろう!!」と嬉しそうに語る談志の姿は忘れられない。

その日は、談志復活の高座だった!!

あんな談志の嬉しそうな姿

見られただけで満足

いつも寄り添うように可愛がってくれた三木男は、五代目桂三木助となった。

披露興行の初日のネタは、前座の時稽古してもらった「五貫裁き」

あの日三木助の心境は「談志師匠…いつか真打ちになったらやれ!と言われ稽古していただいた五貫裁き♪私真打ちになりました。きちんと演じます」と言う親子揃って談志への恩返し。

1月2日に生まれた二人に五代目桂三木助

相当可愛がっていただいた。

五代目桂三木助♪

本名小林 康浩

名付け親五代目小さん

感謝の1日

1月2日