立川談志落語理論

何年か前の暮れだった。

私の電話に談志から「銀座にマンションを買った。見に来い！そこで三木男に談志落語理論を語るから、お前も立ち会え。」と言われた。


それに対して私は「マンション見に行くのは良い。だけどなんで談志落語理論聞かなきゃいけないの？三木男は立川流でもないし」

すると談志は「俺の落語理論は皆聞きたがっているから」

私「私は別に聞きたくない」

「俺の落語理論は、これからの三木男の財産だ。その財産を相続するにあたり、母親のお前が立ち会うって寸法だ。」

致し方なく延々と続く談志落語理論を聞いた。

立川流でもない私達には、関係なかったような

三木男は２時間素直に聞いていた。

それについて三木男と話し合った事もない。

そこで「芝浜」もやった。

私はその「芝浜」は、ハッキリと否定した。

立川談志落語理論…聞きたい人はたくさん居るだろう。

談志は人生ミス


聞きたくない人に語った。

三木男は知らない。

有り難く聞いていたのか、わからなかったのか。

多分立川一門は、聞きたかったかもしれない。