噺家の師弟関係 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

噺家の師弟関係

私は落語界にずっと居る。


まず三木助の娘として生まれた。

父亡き後五代目柳家小さんが父親代わりとなり、小さんおばちゃんの後押しもあり、なんとなく落語界にいた。

そのうち落語を聴くと小遣いを貰えるようになった。

志ん朝の落語を聴きに浅草へ通った。


この頃がデビューみたいなもんだ。

浅草の楽屋で「あそこに居るのが、田端の娘で目白の可愛がっている娘だ」

志ん朝も10日間で充分だった。

後は小さんの落語を聴いて小遣い稼ぎ。

としている間に縁談。

小さんの弟子談志のまた弟子

仲人の談志に挨拶に行き一目惚れされた。


「結婚なんかやめちまえ。俺の女になれ!お前みたいな器量よしで頭良い女は俺みたいな男じゃあなきゃ勤まらない」

そこが再デビュー

此処で四天王と密着になる。

つまり私は、師弟の師と仲良くなった。


小さん一門、談志一門、円楽、柳朝、円蔵
志ん朝

談志は身内だから談志

だけど弟子の一部は三木男が世話になっているから師匠。



私の立場からすると自然の流れ

落語界を血統と五代目柳家小さんの血で行きて来た。

小さん亡き後談志

今や一人

三木男がんばれや