落語界の勝手な人生 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

落語界の勝手な人生

私のブログを読む噺家諸氏には、これは三木男と全く関係ないと言いたい。

私は昭和の名人全盛期に生まれ、柳家小さんが大量真打ち造成時に落語界の真ん中にいた。

そして28人抜きで弟三木助を誕生させた。

この春、また大量真打ち造成となる。

考えていただきたい。

40日間の真打ち昇進披露で、長年憧れてきたトリが4日しかない真打ちが生まれる。

落語ファンにもきちんと贔屓というのを持っていただきたい。

私は落語をただで聴いたことはない。

必ず何かしらの見返りをいただき聴いた。

こんな人生なかなかないと思う。

昭和の四天王を誰にするか…勝手に選べる。
志ん朝、談志、柳朝、円楽、円蔵の噺を生で聴き、可愛がって貰った。

小さんの噺等当時給料が3万円の時代に1万円貰って聴いていた。

そんな私が見るところ落語ファンの節操の無さが嘆かわしい。

やはり、しっかりと贔屓を持って贔屓の噺家の噺で盛り上がる位の気概が欲しい。

私は志ん朝が好きだった。

特に武家噺。

女形も良かった。

色っぽかった。

ただではなかったが、たくさん聴いた。

それなりに見返りもあった。

今二つ目で、三木男を始め志ん朝の生を知らない。

柳朝になるともっと知らない。

談志にたくさん稽古して貰った噺家等三木男位だろう。

その三木男の噺

なかなか良い。


噺家ではないが落語イコール金という私の人生。

落語ももっと向上して良いではないか。

今華を持った噺家がたくさんいる。

落語黄金期をまた迎える位の気概を落語ファンが持って良いんじゃないか?

ただの落語ファン

贔屓持て!

あいつの「ねずみ」あいつの「芝浜」あいつの「宿屋の仇討ち」って贔屓持て!と私は言いたい。