派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

豊洲支店開設のメンバーに組み込まれてから、何かが一新したような本部の対応だった。

本部のエレベーターで私は何人かの方々と会釈を交わす。

覚えていない人がほとんどだった。


高木は新しいプロジェクトとして派遣スタッフの指導をまた始めると言う。


今回も踏み絵だった。

しかし、既に派遣スタッフには、私の講義はわかりやすいと評判だったので受講率も高い。

本部で5日間、サンシャインシティーで3日間と決まっている。


その後のフォローは、200人近い受講なので、200件の支店を回る事になる。


私は原則都内の支店を指定した。


営業時間の実施練習の後、マンツーマンの講義を入れると時間は7時近くなる。


それから本部や派遣会社との打ち合わせなので、業務終了は11時くらいになる。


そんなハードスケジュールの中飛び込んで来たのは、支店長研修だった。


高木の高ぶった声が「遂に来ました。支店長研修…それも主要都市の支店長、副支店長と個人営業課長と忙しい人ばかりがスケジュールを合わせて小林さんを待っている。凄いじゃないですか!支店長研修する派遣スタッフなんて聞いた事ないですよ…主要都市の支店長自らの要請なので、スケジュールは合わせます!って言った瞬間やったぁ~って思いました。次々と支店から要請来るのが本部の在るべき姿ですから…僕も鼻が高いです。今日の部長会議でも、この事伝えました。部長も喜んでいました。小林さん頑張って下さいね。」

主要都市の中には、埼玉県や神奈川県も入っている。


私は早めに帰れた時に、掛かり付けの病院でニンニク注射を打っていた。


そこの院長から「派遣労働の枠を超えている。」と注意は受けているが、仕事量は減らす事は出来なかった。