派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

派遣スタッフの成績の悪い人には、イエロー、レッド、ブラックとありブラックが2ヶ月続くと派遣スタッフを辞めなければならない。


もともと時給の高いこの仕事に残る為にありとあらゆる手段が使われる!と高木は言う。


しかし扱っているのは銀行商品である。


その成績の悪いスタッフを私が教育し直すというのが新しい施策だった。


いずみ銀行のお客様に取って特典満載のサービスをきちんとした接客を持ってすれば、おのずと成果が上がる筈だった。


「いや、それは小林マジックですよ。だから小林マジックのタネをあかせば良いのです…簡単でしょう。」


別にマジックではない…タネなどないからと私は困った。


しかし一度決まった施策が覆せる訳等ない。

しかも踏み絵だ!と高木は言う。

時間外に無給で本部まで研修を受けに来させる。

来た人間に特典として私が一日その派遣スタッフの派遣先に行ってて直接指導する。

「講義を受けた人は必ず成長するでしょう。まして一日ついて貰えば、確実に上がっていく。」と高木は自信ありげだった。