派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

築地支店は、毎日70件台を叩き出して私は合併した支店に花を添えた。


副支店長は、合併の引き出物を私に渡しながら「来年度もお願いします。一年生達は楽しそうに仕事をしていました。IMCカードも、小林さんさえいれば獲得件数は神がかりだ。」と笑って送り出してくれた。

翌日私は、松井と共に大阪へ向かっていた。

あらかじめ「リンスインシャンプーのようなホテルは嫌ですからね!」と高木に伝えていた。


「なんですか?リンスインシャンプーって?」

「安いホテルはリンスインシャンプーなんです。シャンプーとトリートメントがきちんとセットされているホテル…バスローブとまでは言いませんから…」と釘を打っていた。

新幹線の中で私は松井を無視して仮眠を取った。

身体は疲れ果てていた。

間もなく新大阪という頃目を覚ました。

すると松井から「今日部長宛てに築地支店長から、素晴らしい派遣を配属してくれて、ありがとうございました。というFAXが届いたそうです。凄いでしょう。」

松井はことの他喜んでいる。
多分部長から高木に渡されたFAXを部内では多分自分達の実績のように喜んでいる筈だった。