派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

翌月また私は、葛西支店へ入った。


朝朝礼が終わり、間もなく開くシャッターの前に立つと、支店長が隣に立つ。


やおら「小林さんは高尾銀行出身ですよね!僕も高尾だから僕は、小林さんの後輩です。小林さん是非後輩の僕に力を貸して下さい。」


??(゜Q。)??


沈黙している私に畳み掛けるように「小林さんにうちの新入行員のセールスと接客の指導をお願いしたいのです」


私は一派遣である。

新入行員の指導


「派遣会社に聞いてみます。」


その日派遣会社の人間が私の元へ訪れた。


内容は、本来業務ではないので時給は残業しても出ない!と言うことだった。


しかし、既に朝新入行員から挨拶されている。

時給が出ないから…といって断れる状況ではなかった。

「時給は結構です!」

私は、支店長から託された任務を引き受ける事にした。


これが派遣の階段を果てしなく登っていくきっかけとなるとも知らずに…