派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

葛西支店での昼休み…私は仲良くなった行員達とお喋りしていた。

私はそのうちに「しもべ君」の正体を知りたくなった。

「ねぇ林さんって行員いる?」一瞬一同が引いた気がした。

構わず被せる。


「よく手伝ってくれるのよ!」

明らかに行員は椅子を引き私を遠回しに見た。

私は一瞬彼が行員ではないのかと疑惑を持った。

すると、1番仲の良かった行員が「その林さんってうちの支店長じゃない?」

「まさか…ずっと側にいて雑用こなしているし、小池さんのラーメンみたいな人よ!」

一同は確信したように「支店長よ!」と言う。

「だって赤塚不二夫なんでしょう…支店長って」


「いや赤塚不二夫の漫画に出てくるキャラクターよ」

えっ(*_*)


私は驚いた目


私が小間使いのように使っていたのは、業績にこだわり、ややパワハラ気味の支店長だったのか??(゜Q。)??


私が驚愕の事実を知り、昼休みがあけATMコーナーに降りて行ってしばらくすると「しもべ君」もやって来た。

私は思わず「貴方支店長?」と聞くと「はい」と従順に答える。


「困るわよ!支店長こき使ったなんて」


すると支店長は「僕は小林さんのセールス見るのが大好きなんです。支店の目標を次々こなしてくれる小林さんのセールス力を行員に真似させたいんです!」とその場を去ろうとしなかった。

最終日まで忙しかった私は、結局1ヶ月の葛西支店のノルマを2週間で達成して帰って来た。