三木男祖母
私の母の事である。
彼女は今日三木男の『滝野川落語会』に出かけて行った。
彼女は、三木男の祖母としてご挨拶をしたい。
しかし世間は認めない。
先日の『桂三木男独演会』でゲストに挨拶する、しないで我が家は揉めた。
母の言い分は『生きているのに挨拶しないのは、おかしい!』
しかし、私と三木男の言い分は『今貴女を三木男の祖母として扱う噺家は、ほとんどいない!三代目桂三木助夫人…の立場が優先される。たかが二つ目の祖母です。なんて言われたら、そうですか…って扱う噺家は皆無に近い!故に楽屋への挨拶は直弟子以外遠慮して頂きたい!』との意見だった。
少し淋しいとは思う。
しかし三木男からすれば大先輩も母からすれば、前座時代知っている噺家である。
文楽、志ん生、円生、小さん等の名人と互角に話した最後の生き残りである。
仲子は三木男の祖母という立場は落語界に通用しない。
ちょっと淋しいおばあちゃんである。
彼女は今日三木男の『滝野川落語会』に出かけて行った。
彼女は、三木男の祖母としてご挨拶をしたい。
しかし世間は認めない。
先日の『桂三木男独演会』でゲストに挨拶する、しないで我が家は揉めた。
母の言い分は『生きているのに挨拶しないのは、おかしい!』
しかし、私と三木男の言い分は『今貴女を三木男の祖母として扱う噺家は、ほとんどいない!三代目桂三木助夫人…の立場が優先される。たかが二つ目の祖母です。なんて言われたら、そうですか…って扱う噺家は皆無に近い!故に楽屋への挨拶は直弟子以外遠慮して頂きたい!』との意見だった。
少し淋しいとは思う。
しかし三木男からすれば大先輩も母からすれば、前座時代知っている噺家である。
文楽、志ん生、円生、小さん等の名人と互角に話した最後の生き残りである。
仲子は三木男の祖母という立場は落語界に通用しない。
ちょっと淋しいおばあちゃんである。