エーッ私っすか? | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

エーッ私っすか?

私も19歳までドンヨリちゃんだった。


不器量で不器用、無口で協調性なし…


私が変化したのは、19歳の春銀行の支店の中で16人いた同期の中で窓口に抜擢された時だった。


その時私は『エーッ私っすか?』だった。
その頃の銀行窓口は、一時期スチュワーデスと並ぶ華やかさだった。


まずは現金をあまり扱わない当座預金となる。
当時銀行の定期預金利率8㌫の時代で銀行は定期預金獲得に必死だった。


3ヶ月で私は定期預金獲得の先鋒となる普通預金へ抜擢された。


その時も『エーッ私っすか?』だった。
毎日朝礼で繰り返される定期預金獲得率…普通預金に多額な残高をお持ちのお客様に定期預金をオススメする大役だった。


こうして2年生の私はまず普通預金窓口に落ち着く筈だった。


ところが、残高の多いお客様全てに『定期預金はいかがですか?お利息が大変よくなっておりますから…』とのべつまくなしセールスしていたから普通預金窓口でいながら支店の中でも定期預金獲得のNo.1となった。


そして私はその支店開設始まって以来の定期預金窓口となる。


その辞令の時も『エーッ私っすか?』だった。
何せ窓口業務について半年しか経っていなかったからだ。


この後も『エーッ私っすか?』は続く。