労働審判7 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

労働審判7

私は派遣会社社員の泣きつきに、要らぬ姐御肌を出した。


銀行の上司は、公私共に相談に乗っていた仲だったし、最初に水増し請求問題に頭を抱え私に頼ってきた人間だったので、彼の指示に従うのが一番良いと考えた。


とりあえず派遣会社社員には、本部の指示を仰ごうと電話を切り、そのまま銀行本部へ連絡を取った。

しかし私から『水増し請求の確認は取れましたが、今後どのように対処したらよいのか派遣会社から指示を仰ぎたいとの連絡が有りましたが…』に対して、上司は烈火の如く怒った。


『小林さんは彼女を辞めさせたいのですか?』
もちろん辞めさせたく無いからから指示を仰ごうとしているのであった。


『そんな事は派遣会社に考えさせなさい。』とガチャンと電話を切られた。


今までこのような対応をする人だ!と言う噂を聞いた事はあったが私には初めてだった。


また私は派遣会社社員に連絡を取り、事の次第を伝え『もう私を巻き込まないで!』と告げた。


もう巻き込まないで!と告げた時には、既に時遅し…とは気づかなかった。


銀行の上司に『葬儀委員長は僕に任せてください。これだけ銀行に力を貸して戴いたご恩返しは必ずします。』と言われた言葉を鵜呑みにして何百時間のサービス残業したかわからない派遣スタッフだった…という驕りもあったのだろう。