落語界の歴史が動いた。 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

落語界の歴史が動いた。

円生率いるそうそうたるメンバー…もちろん落語界のプリンスもいる。


そのメンバーで円生師匠は勝負をかけた。


しかし、席亭の言葉は『この世界にゃぁこの世界なりの仁義がある。立派はメンバーだが、新派に席を譲る訳にはいかないよ!落語協会、芸術協会に顔が立たなくなるからね…』



その途端円生師匠は、肩をガクッと落としたように見えた…という。


脳裏を過ぎったのは、弟子達ではなかったのだろう。新派で寄席に出られる筈と自分に賭けてくれた若き志士達の事だったと思う。


小さんが憎くて出る訳ではない。
落語界のより良き姿を求めての新派結成だった。


寄席に出られないのであれば、若き志士達はどうなるのだろう。


『3派で10日毎の興行で席亭に納得して貰いましょう!』と言って集ったメンバーだった。