落語界の歴史が動いた。 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

落語界の歴史が動いた。

私は串から焼鳥を外そうと必死だった。


今は落語界の改革より、焼鳥の串外しだったが、途中勢いよく一つがポーンと跳ねると素早く談志が掴み、口に放り込んだ。


『なぁ~こうやって飛び出し、間の良いところで喰っちまうのよ!』

『協会を出るの?』


『円生と小さんの確執は、もうどうにもならねぇ…後は寄席の席亭次第だよな!』

当時私も談志の弟子と結婚していたから、我が家には志ん朝師匠、馬生師匠、小三治師匠や林家の弟子達がたむろしている。


もちろん楽太郎さんも同期だから、しょっちゅう現れる。

みんなで集まって『あ~だ、こーだ』と言い合ってはいたが所詮二つ目に成り立ての輩を筆頭にしての話だから信憑性がない。


しかし談志の話は、かなり煮詰まった話っぽい。


結婚したそうそう、面倒な事に巻き込まれそうな予感だった。