派遣の階段 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

派遣の階段

前日上司とのバトル内容は『一年生頑張っているのは、単に成果が上がってるからだけじゃないんですかねえ~』
『いえ違います!一生懸命やっています。多少成績下がったってやり抜きます…彼らは!』だった。


現に今日は、昨日より成果は下がっていたが、モチベーションは下がるどころか、何としても1日50件を狙いたい!と熱くなっていた。

もちろん上司には、その報告はした。

『何なんですかねぇ~小林さんのその魔法は…』

『人聞き悪いですねぇー、魔法とか…私は、ただ一年生に金融商品を扱う心構えと、銀行が忘れかけてしまいがちな資産をお預かりするに相応しい所作や礼節を教えているだけです。結果は、一年生の熱意がお客様に通じて私達がオススメする金融商品に同意して戴くだけです。』

『所作、礼節が店頭に必要ですか?』
『とぼけたこと聞かないで下さい。資産預けるんですよ!信頼できないところに預けたくないでしょう。或いは銀行指定され致し方なく当行を使っていたとしたら、尚更じゃないですか!きちんと接客応対できないのに金融商品語るんじゃないよ!って言われちゃいます。』

『そうですかぁ~そうかなぁ?』

かなぁ?じゃない!
昔からお客様の資産をお預かりするのには、衿をただしきちんと対応せよ!と決まっているのだ。
まさか将来何でもかんでも振込みになるなんて知らなかったからだ。

『私ゃぁ~あんたが3歳ん時銀行員だったんだから』というタンカをぐっと飲み込んだ。

『ところで、次は何処にかけるの?魔法は…』

『はぁ、今度は銀座のど真ん中で、1階受付2階照合となります。もちろん上がったり下りたりは一年生にヤラセれば…』

『そういう本部の姿勢良くないと思いますよ!雑用は一年生に…みたいな姿勢が一年生に伝わりますから~良いですよ!私が往復して一年生にしっかり頑張って貰いますから…』

『あっいえ今度は2週間ですし、小林さんもお年ですから』

途端に会議室はシーンとなった。

今いる支店の明日はヒートアップしそうなので、シーンとなった会議室を後に厳重な警戒の本部を去った。