三木助の娘の戯言3 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

三木助の娘の戯言3

今日は、奇しくも父と小さんおじちゃんの月命日だ。

今日でお盆は終わり、皆帰ってしまう。

三木助娘は今日で返上して、また二つ目の母に戻らねばならない。


お盆の入りに縁を感じる…と書いたが、それを感じたのは愚息が噺家になってからだった。


『噺家にしちゃえ』と言った馬生師匠に弟子入りした。


康浩を孫のように可愛がってくれた小さんおじちゃんは『康浩』が噺家になる前に他界した。


そんな息子を可愛がってくれているのが、小さんと袂を分かち落語協会を出た談志師匠だった。


去年の暮れに『師匠芝浜稽古して下さいよ!』『おめぇには三代目の芝浜があるじゃないか』『談志ワールドにはまってみたいんですよ』こんな会話…


『おめぇは可愛いいなぁ』と言われながら頭叩かれていた。


談志師匠が小さんと揉めたとき私は裏側にいた。


小さんは怒ってはいなかった。
『あいつは困った奴だ!』とぼやいていた。


談志師匠癌となり私が見舞いに行った時も『どうだった?』と心配して聞いて来た。


まるで小さんおじちゃんの代わりのように三木男を可愛がってくれている談志師匠。


父もいずれ孫が出来、孫を可愛がってくれ!と頼んでいないし~小さんおじちゃんも、頼んでいない。


落語とは…と談志師匠はいつも三木男に教えてくれる。

三木助(四代目)に代わり、多くの真打ちが三木男に稽古を付け、高座で使ってくれている。


『お姉さんに宜しくな!』書ききれないたくさんの方々のおかげで三木男は、いつか五代目を継げるかもしれない。 つづく