天野屋利兵衛知っていますか？

私は忠臣蔵が大好きである。
武士道大好き！

勧善懲悪…水戸黄門、大岡裁き～堪らない。

しかし今や使い捨ての時代に恩義も粋なお裁きも過去の産物となってしまったらしい。

先日編集者と話していた時、私は『談志師匠は、天野屋利兵衛みたい！』と言ったら誰も知らなかった。

天野屋利兵衛は実在の人物ながら、本来は赤穂藩と関わりはなかった…ともあるが、私はこの際天野屋利兵衛には赤穂藩と関わって貰う。

昨日墓参りに行った時、新しく立て札が立ち、我が家の菩提寺に赤穂浪士の供養塔があった。

それ故忠臣蔵が好きなのかもしれない。

天野屋利兵衛は赤穂藩の塩田で一角の商人となった。
吉良邸討ち入りの際～浪士達を支援し槍等揃えた。

大石内蔵助は、天野屋利兵衛に支援を断る。
徳川の裁決に刃向かう訳だから、知られれば天野屋利兵衛とて命の保証はない。
すると天野屋利兵衛は『私がこのように商い出来るのは赤穂藩のおかげ…今お役に立たねば、男がすたります。天野屋利兵衛は男でござる。』
カッコイイと思いませんか？

日本人の美徳の潔さ。
恩義を返す～情けは人の為ならず…今や死語に近い！
保身に固まり、使い捨ての昨今…今に使い捨てしていた人が使い捨てされる。

いずれ我が身に降り懸かるのを知っているのかしら？