南ア対イラク
ホテルの朝食でマラクジャ(パッションフルーツ)を食べる。これ僕の一番の大好物です!
ヨハネスブルグのエリスパーク。記者席からの眺め。
スタジアムの売店にて。
試合後のエリスパーク
南ア対イラク。
コンフェデレーションズカップの開幕戦をヨハネスブルグの「エリスパーク」で観戦した。
正直言って、高いレベルの試合ではなかった。
開催国の南アは、来年の本番でベスト16入りするためにはもう2ランク、レベルを上げる必要がある。
イラクも、アジアカップを制した2年前の面影はなかった。あの時のイラクは、本当によいチームだったのに。具体的には両サイドを全く使えず、攻撃が真ん中に偏った。3バックの南アを5バック状態にさせることが、ほとんどできずに終わった。
見ていて歯痒い試合だった。日本代表が、良いサッカーをキチンとすることができれば、勝てそうな相手であることは間違いない。
だが、岡田ジャパンにはそれができそうもない。残念なことに。
こちらもまた歯痒い。
英国3大ブックメーカーの一つである「ウイリアムヒル」は現在、来年のワールドカップで日本が優勝する倍率を250倍に設定している。
順位で言えば39番目だ。
本選に出場するチームは32か国。
予選で消えるかもしれないチームが、日本の上に7か国もいる。
岡田サンがいくら「これまではできていた」(前々回参照)と胸を張っても、ブックメーカーからは評価されていない。
それはそうと、来年のワールドカップは、予定通り南アでやりそうなムードだ。
開催国の変更は、よほどのことがない限りなさそうな感じだ。
安全ゾーンから外に足を踏み入れなければ、なんとか観戦できそうだが、安全ゾーンの幅は恐ろしく狭い。今のところ、僕たちもお決まりの場所にしか動いていないし、誰も外に出てみようと、冒険精神を発揮しようとする人もいない。
サッカーどころでは、ボカジュニアーズのあるブエノスアイレスのボカ地区も治安の悪い場所として知られるが、ヨハネスブルグは街の大半がボカ地区だと思った方が良い。
僕がもし報道陣ではなく、一人のファンだったら、来年のワールドカップを観戦する気は湧かない。
観戦計画を練っている人は、相当慎重になるべきだ。