最初に目指したのは、かねてから行きたいと思っていた
壬生寺と八木家。
いわずと知れた、新撰組ゆかりの寺、そして、最初の屯所だ。
新撰組が京に上り、そして、華々しく散るまで、その間わずか
5年間。
それだけの短い期間で打ち上げ花火のような一瞬の活躍をし、
そして、多くの歴史ファンを魅了し続ける新撰組。
みんな若かったんだよなあ。
近藤勇が33歳、土方歳三が35歳。
僕がいま34歳なので、すごく早世な気がする。
さて、壬生寺への道すがら。
![photo:01](https://stat.ameba.jp/user_images/20120504/09/shigekidesu/b1/6e/j/o0480064011952501150.jpg?caw=800)
今も生活の営まれる長屋への入り口から奥を望む一枚。
奥に行くと、普通の長屋がたたずんでます。
街のあちこちが歴史ですぅ。
着きました。壬生寺。
これが門。
「あヽ 新撰組」の石碑。
「近藤勇之像」
よく見ますよね、写真で。
この境内では新撰組隊士が日ごろ、剣術、鎗術、そして
砲術までしていたらしい。
砲術って・・・。
その壬生寺から同じ通りを50メートルほど移動すると出てくる
「八木家 」。八木家は、新撰組が最初に京に上った際に、近藤たち
そして芹沢鴨達が分宿した屋敷。
そして、この屋敷で、芹沢鴨のグループを近藤たちが暗殺したのだ。
中に入ると、濃厚な説明をしてくれる人がいる。
彼の説明によると、八木家は、越前朝倉家の血縁だとか。
また、生々しい芹沢一味暗殺の話もしてくれるし、
そのときに出来た鴨居の刀傷も見られる。
誰と誰が即死し、誰が逃げた先のここで切られ、一面が
血の海だったと、当時の八木家当主が見た出来事を
受け継いでの説明が本当にリアリティあった。
司馬遼太郎の「燃えよ剣」を繰り返し読み込み、憧れた
新撰組のゆかりの地のひとつを訪ねることが出来て幸せ。
一人旅、なかなかいいもんです。
いきたいところにいけるから。