☆シゲキ的! ゴッホ展☆ | 鈴木 重輝のオフィシャルブログ「鈴木 重輝☆シゲキ的世界☆」Powered by Ameba

☆シゲキ的! ゴッホ展☆

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☆ Vincent Van Gogh ★


国立新美術館にゴッホの絵を見に行ってきました♪♪♪

たしか5、6年前、
自分が大学生の時にも東京でゴッホ展があって、その時も見に行きました☆

あの独特の短い線で描かれるタッチと、明るい色彩が好きなんです☆☆☆ (*´∀`*)


今回もやっぱり凄く良かったです★


安住紳一郎アナの音声ガイドを聞きながら、じっくり堪能してきました♪ (*´∀`*)b


ゴッホについても今回改めて色々知ることができたので、徒然なるままに書き連ねていこうと思います。
徒然なるままに。


ゴッホの人生って凄くドラマチックなんです。


まず生まれた日が、死産したお兄さんのちょうど一年後の同月同日!
名前もお兄さんの名前だった“フィンセント”とつけられます。

なんだか、お兄さんがもう一度生まれてきてくれたような、あるいはお兄さんのかわりに生まれてきてくれたような、そんな気がしてしまいます。


仕事の方では美術商社で働くも、聖書の世界にのめり込みすぎて解雇になってしまったエピソードも。
その後、宗教家を目指すも、常軌を逸した伝導ぶりが問題となって伝導師になれなかったみたいです。
その後、弟テオのすすめで画家になることを志します。
その時27歳!

37歳でこの世を去ってしてしまうから、画家としてはたった10年しか生きていないんですね。

でもたった10年で、約1900の絵と膨大な量の手紙を残しているんです!

しかも絵はほとんど独学。優れた画家たちの絵を何枚も何枚も模写して練習したそうです。

同時代には、ミレーやモネ、ゴーギャンといった名だたる画家たちがいて、彼らからとても強い影響を受けていったと言われています。

それにしても同時代にこれだけ偉大な画家たちが揃うって…。

う~ん、やっぱ天才って集まって生まれてくるな。


あっ、それから日本の浮世絵にも!
当時のヨーロッパでは浮世絵が流行っていて、浮世絵の持つ大胆な構図や強烈な色彩、そして素朴なものがテーマになっていることが、ヨーロッパの画家たちに影響を与えていたみたいです。

浮世絵は安価だったこともあって、ゴッホは好んで収集して、その影響は強く、歌川広重の浮世絵を模写した作品や、浮世絵の構図から影響を受けた絵なんかを描いています。

そういえば、自分が浪人していた時、日本史の先生が浮世絵は日本の土産品を包む包装紙としても使われていたと言っていたことを覚えています。

ヨーロッパの人にとって、メインの土産品よりもそれを包んでいた紙の方に関心が強くいったってことは面白いですよね~♪

しかもあのゴッホに多大な影響を与えたってことが、日本人として何か嬉しいですよね☆


10年間の画家生活の中で売れた絵はたったの一枚と言われています。

お金のないゴッホは弟テオから仕送りを受けたり、カフェで食事をして代金の代わりに絵を描いたとも言われています。


自分が素晴らしいと信じた作品が周りから評価されず批判されるってことは本当に辛いことだと思います。

それでも描くのをやめなかったゴッホの情熱には計り知れないものがあったんでしょうね。


でも同時代の人々には評価されない凄い芸術家って結構いますよね。


それからゴッホは、フランスのアルルに芸術家たちの共同体の拠点を作ろうとして、通称“黄色い家”に住み始めます。
そして来たるべき画家たちのために絵を描いては壁に飾っていきます。

そして、そこにゴーギャンがやってきてくれることを知ったゴッホはめっちゃ喜びます。手紙に書いてあるんです。
嬉しくて、部屋の間取りなんかを手紙に書いちゃったり、来てくれることを本当に楽しみにしている♪的なことを手紙に書いてゴーギャンに送ってるんです。

おぉ、
意外にカワイイとこあるじゃねーか、
フィンセント・ファン・ゴッホ!
( ´艸`)

そんなウレシハズカシ35歳ゴッホくんは、ゴーギャンくんのために立派な椅子を用意します。自分は質素な椅子を使ってるくせに。そしてテンション上がっちゃってその椅子の絵も描いちゃう訳なんですが、

んもうっ♪
どんだけウレシイんだよ!フィンセント!!ってカンジです☆


でも…
でもでもでも…
悲劇は起こってしまうんですよね…。


頭の中で想像したものを描くゴーギャンのスタイルと、目の前にある物をよく見て描くゴッホとでは、いわば二人は対照的な考えを持つ画家。

その為、意見の衝突が絶えなくなってきて…

そして…
ある日、発作状態になったゴッホは自分の方耳の一部を切り取ってしまう。

そしてそれを機に二人の共同生活は終わりを迎えます。

その間僅か二カ月です。
あんなに期待に胸膨らませていたのに。
たったの二カ月で終わってしまうなんて…。

物凄く悲しかっただろうな。とても可哀想です。


その後、ゴッホは自ら精神病院へ身を寄せます。

でもね、二人はその後も手紙のやりとりは続けたみたいなんです。
なんか嬉しいよね♪
絶交した訳じゃないんだね。
よかったー! (>_<。)


まっ、ゴーギャンくんにしてみたら耳切り事件は相当ビビったろうね!!
マジかよ、ゴッホ!どんだけエキセントリック少年ボウイなんだよ!
ってな。 (^_-)



弟のテオだけがゴッホの絵を理解し褒めてくれたと言われています。
兄の絵の才能に気付き、画家になることをすすめ、仕送りをはじめ、自宅まで提供するなど援助を惜しみませんでした。

すごく愛のある弟ですよね。
テオなくして画家ゴッホは生まれなかったのではないでしょうか。


だから尚更、大好きだった兄が、自分が弟に迷惑をかけてしまっているとひどく思い悩んだ結果、ピストル自殺してしまったことは大変辛かったと思います。

きっとテオからしてみれば、お兄さんには何も気にせず好きなだけ絵を描いていてほしかったはずだし、それが自分の幸せでもあったと思うから。


ゴッホが亡くなった半年後、テオも病気で亡くなります。


なんかこうしてみると、やっぱり二人は二人三脚で生きてきたんだなって思ってしまいます。

どちらかがいなくなってしまっては、生きていけないんだって。


ゴッホとテオのお墓は仲良く隣同士に作られています。
素晴らしい兄弟だったんだと思います。


ゴッホは生前、
「僕は100年後の人々にも、生きているかの如く見える肖像画を描いてみたい。」
と、手紙に記しています。

これは叶ってるでしょう!!

ゴッホの絵の前に立つと、胸がドキドキして動悸が激しくなってきます。

ゴッホの絵を見てると、絵が生き物のように動き出し、メラメラ、ぐるぐるしてきて、絵が飛び出してきて飲み込まれる感覚に襲われます。

間違いなく絵にはゴッホの情念や様々な熱い想いが乗り移ってる感じがします。

だからやっぱり“生”の絵は凄いです!

絵から伝わってくるものがハンパないです!

そして僕にはゴッホの絵ほど、「生きてる」と感じられる絵は他にないです。


スゲかった★☆☆★☆

(*≧m≦*)