☆シゲキ的! 最高に嬉しい出来事 第2章☆
シゲキーズみたび登場☆
「アン!ドゥ!トゥロワッ!」
前回の続き。
【2回目のチャンスは意外にも早く、そして奇跡的だった。】の巻
2回目のチャンスは意外にも早く、1st Attackの5日後に現れた!
6月30日。~2nd Attack~
この日は何の日かわかりますか?
この日は『アンドゥ家の一夜』の千秋楽前日なんです! (>_<)
僕らは話していました。
「さすがに明日の千秋楽にはアプローチできないだろう。それはどう考えても迷惑になる。」
「でも明日で『アンドゥ家』が終わるとなると、蜷川さんにいつ会えるかわかんなくなるね。」
「今までは『アンドゥ家』があったから確実に来られるのがわかっていたからよかったけど…。」
「そうなるといつ見せれるかいよいよわかんなくなってきたなぁ…。」
「っていうことは、今日がある意味ラストチャンスか…。」
「うわぁ~、きついなぁ。」
「あのさ~、俺今日、たまたまめざましテレビの占い見てきたんだけど、まず俺の星座っておひつじ座かおうし座なの。
というのも誕生日の4月20日ってその星座の分かれ目で、占いによって違うんだよ。
つまり19日までがおひつじ座だったり、おうし座だったりしちゃうの。
だから両方見ちゃうんだけど、
なんと今日、おうし座が一位だったの。で、内容が、
積極的に人にアプローチすると吉。これまでの計画を実行に移す絶好のチャンス☆
って言ってたの!
これってカンペキ蜷川さんにアプローチしてエチュード見てもらえって言ってるようなもんじゃん!!
って思って、朝からスゲーハッピーだな~☆なんて思って最後まで見てたら、
なんと最下位がおひつじ座だったの!
で、その内容が、
場の空気を読まない行動をして失敗!
な~んて言ってんの!
え!?え!?何それ!?
それは完全に俺が空気読めないまま蜷川さんにアプローチしに行ってお叱りを受けるってこと!?
明日千秋楽だし?空気読めって?
えぇーー!!! (ノ`△´)ノ
どっちー!?神様ー!?ねぇどっちー!?神様ーー!?
(゜Д゜;≡;゜Д゜)
なんでよりによって一位と最下位なんだよ!
しかも内容が恐いくらい当てはまってんですけど!」(実話)
そんな話をしていると、時計の針はもう11時45分を指していて、(稽古場の利用時間はこの日は12時まで)
「あぁやっぱ無理かぁ~。」
と、諦めムードが漂う中、
「よし!じゃあ最後に一発いってみる!」
と決意してAttackに俺は行きました。
今日は『アンドゥ家』が14時開演。
そして明日は千秋楽。
今行かないと、次がもういつなるかわからないから。
そんなのイヤだーって思って飛び出しました。
そして蜷川さんをはじめスタッフさんがいる部屋に行き、中を恐る恐るのぞいてみると…、
「いた━━━━━!!!」
いらっしゃる!
なにやら机に向かって真剣に作業をしてらっしゃる。
「うわ~~、どうしよう。どうしよう。」
蜷川さんが目に入った瞬間からまたもや心臓がバクバク鳴り出してしまいました。
「行け!行け!男だろ!何のためにやってきたんだ!行け!」
「いやいやいやいや、ちょっと待って!まだ心の準備が!ほら、今何か作業してるし!もうちょっと待って!」
という問答を心の中で何十回と繰り返しながら、さい芸の廊下をひとり行ったり来たりしていました。
そしてとうとう、
「このままでは駄目だ!もう時間もないし、みんなも待ってる!行け!行くんだ俺!当たって砕けろ!
…あぁでも蜷川さんひとりで外に出てきてくれないかなぁ。
う~~、
出てこい、出てこい、出てこい……。」
なんて思っているその時!
目の前から本当に蜷川さんが出てきたんです!
しかもひとりで!
……奇跡だ。
キタ━━━━(・∀・)━━━━!!!
つづく。