毎日やることって大事だなんだなあと思います。

他の方のfacebookの投稿など見ていると、
やはり毎日やっていることは上達していくし
続ければつづけるほど、楽しさも感じていらっしゃるし
ある程度続けないと、決して見えてこない地平があるように思えます。

ところが私は、毎日コツコツと続けるということが
子どものころから全くできませんでした。
 

夏休みの宿題は8月30日から手を付けたり、
中間、期末の試験勉強も、ほぼ前日のみ。

高校演劇部では、毎日家で台本を一回は読むことになっていたのに
3年間一度も家で読んだことがありません。

いったいどうやってセリフ覚えたんだろう?

いったいどうやって生きてきたんだろう???


こんなにコツコツと続けることができない私ですが
その割には、色んな画期的(当社比!)なことを思いつきます。

例えば、こんなことwww

☆毎朝お墓参り(徒歩10分)に行って、墓掃除とお参りする!
➡思いついただけで一度もやっていない。


☆毎朝、家中の床を水拭きする!
➡1日やったけど、それも部分のみ。

☆毎朝、玄関を掃除して水拭きする!
➡これは2回くらいはやったかなぁ??

☆毎朝ウォーキングする!
➡以下同文・・・・・・。

☆毎日ブログをアップしよう!
➡一度もできたことない。
 

昨日はまた、こんなことを思いつきました!


毎朝6時に起きて、車に乗って、公園に行き
運転中は多言語CDのシャドウイングをし
公園のパーキングに車を停めたら、
車中でモーニングページ(ノート手書き3ページ)書き
公園内をウォーキング30分して、
駐車場内でブログをアップし
朝8時までに帰宅する。

これで毎日やりたいと思っていることが全部できる!!!!
我ながら画期的な思いつきだと思ってワクワクしました。

昨夜は目覚ましを5時50分にセットして眠りました。

起きましたよ。
ええ、起きましたとも。5時50分に。

目覚まし(携帯)を止めた時
LINEメッセージを読み始めてしまい、気付けば6時15分。

これじゃいけない!
と気を取り直して洗面所で身支度したら
昨夜終わっている洗濯ものが気になり、干してしまう。

予定大幅遅れても出かけようと、7時過ぎて車に乗って公園に。
車中で中国語のシャドウイング15分。

駐車場に着いたら
「この公園の駐車場は午前10時から利用できます」
と看板が出ていて、中に入れず。

そのまま引き返し、帰りの車でフランス語のシャドウイング15分。

結局、手書きのノート3ページとブログ、ウォーキングはできませんでした。

帰宅して可燃ごみの日だったので、集積場まで歩き5分のウォーキング。(笑)
夫と食事してから、このブログを書いています。

これまで私は、色々思いついては、
衝動的にやろうとしてきました。

その根底には、

このままじゃいけない。変わらなきゃ!
このままの私で人生終わりたくない。
もっとすごい人になりたい。
自他ともに認める、才能が開花した人生を送りたい。

つまりこのままの自分じゃ価値がないという無価値感がありました。

今まで何度もなんども、変わりたいと思い
色んなことを決めて、やってみたけど

頑張ってできたけど1回きりだったり
やったけど思ったほどできなかったり
やってみたけど、全くできなかったりしてきました。

こういうことが起きる脳の仕組みも、
今、何度も見返しているビデオ、
いちい けいこさん から2年前受けた
2回(1回2時間)のZoomセッションのお話に出てきます。

以下、受け売りです(けいこさん、ありがとうございます)


体には恒常性を守るホメオスタシスという機能があります。
 

例えば体温を平熱に保つために、
暑いところでは汗をかき、
寒いところでは震えて体を振動させ体温をあげます。

これは考えてすることではなく、
体がその恒常性を守るために自動的に瞬時に働く、脳の働きです。

 
この恒常性ホメオスタシスは、体という物理空間で起きていますが
メンタルという情報空間でも、全く同じことが起きているそうです。
 

私たちは育ってくる過程で、その家の(多くは母親の)
持っている『正しさ』というルールを身に着けます。

それを守っている限り安全ですが、
もしもその『正しさ』の枠をはみ出したり、
そこから外に出て自由にふるまえば
子どもにとって親に嫌われ見捨てられるという
命の危険、すなわち死の恐怖を感じます。

生き延びるためには、ルールを守らなければならない。
家のルール『正しさ』の枠の中にいれば安全なわけですから
それをはみ出すたびに、死の危険を感じ
その危機を回避するために、制限の枠内に戻ろうとする
ホメオスタシスが働くのだそうです。

脳の機能だから、意志の力ではどうにもならない。
どんなに勇気を出してバンジー飛んでも
ホメオスタシスは瞬時に働き、
元に戻ろうとするのです。
 

その時です。
ホメオスタシスが働いた時、それをどう捉えるか。

私がこれまでずっとやってきたのは
自分にがっかりして失望するということでした。
 

私はやっぱり変われない。
私なんて、自分で決めたこともできない。
怠け者なんだ。
才能なんてあるわけない。


私なんて何の価値もない人間だ~。

がっかりして自分を責める繰り返し。
これが幼い時から使い続けた無価値観の脳の回路を
一層強化することになっていたなんて
知りませんでした。

変わろうとして急に頑張る。
そしてできなくて(ホメオスタシスが働いて)
益々無価値観を強める。
その繰り返しをしていたんです。

で今私が取り組んでいるのは
がっかりする代わりに
あ、ホメオスタシスが働いたな、と気づくこと。
それだけです。


今は、何か始めるときに、
自分は変わらなければ!
(価値がない)
という、力こぶや悲壮感がついていないので

たとえできなくても、がっかりはしません。


習慣を変えるには、時間がかかることも理解しています。
だから少しずつやっていこうと思うし
劇的な変化を望みません。
今日は出かけることができただけで、充分満足です。
いつもと違う風景を見ることができました。

素晴らしい業績を上げる人生を目指すのではなく
日々の心地よさや、
やりたいことを少しでもやる今を積み重ねたい。

結果は、私の知るところではありません。
気楽なものです。