お気に入りの沖縄の城巡り、7月に行ったので、かなり遅くなりましたが、既報の具志川城以外の本島南部の3城をまとめて報告したいと思います。
まずは、糸数城です。
糸数城は初期14世紀に玉城按司の三男を糸数按司に任じて、築城されたという伝説があります。
さて、車で道路に出ている案内に従って進むと壮大で立派な石垣が見えてきます。
そして、低くなった石垣の切れ目を中に入ると駐車場です。
車での進入路は城の裏手から入ることになるようですが、石碑があります。
そして、車を降りて少し坂を登ると立派な城壁の内側が見えてきます。
しっかり遺構として残る城門があります。
その外側から城壁群を見ると・・沖縄らしく壮大な曲線美を持つ石垣です。
城内の西側方面は崖で、きれいな海がよく見えます。
次に玉城城です。
別名アマツヅ城とも呼ばれ、築城年月は不明ですが、600年ほど前のものと推定されているようです。城は主郭、二の廓、三の廓跡に分かれていましたが、現存しているのは、主郭跡の城壁、石敷などの遺構のみです。残念ながら、戦後の米軍基地建設の材料として持ちさられたようです。
道路わきに駐車場があり、石碑と案内板があります。
少し登るとご覧のようにかなり断崖上方に立派な石垣が見え、登城門までは、木製の階段が用意されています。天然の要害に築かれたのがわかりますね。
階段を登りきると岩をくりぬいたと思われる門があります。ハート型のようにも見えますよね。
城壁内から見るとこんな感じです。
この主廓は狭く、城内に「天つぎあまつぎの御嶽」が祀られています。
眺めは素晴らしいです。
そして、最後に知念城です。
知念按司の居城と伝えられています。城跡はミ―グスク(新城)とクーグスク(古城)と呼ばれる二つの廓からできています。
なお、知念城跡には1761年から1903年までの間、知念番所がおかれていました。
今回の3城の中で、場所が一番わかりづらかったのがこの知念城でした。
海岸沿いのバス通りから山に入る道に注意が必要です。
バス道から山に進む道をしばらく行くと駐車場です。
駐車場から矢印に沿ってやや下りながらしばらく進むと、素敵な曲線状の石垣とアーチ門が見えてきます。
城門を入って内側からみると次のような感じです。
城壁内の逆側の低い石垣の向こうは断崖になっていて、きれいな海が見渡せます。
以上沖縄本島南部の素敵な曲線状の石垣に囲まれ、きれいな青い海が見渡せる3城の紹介でした。沖縄に行かれる際はぜひ、訪ねてください。