映画「君の膵臓をたべたい」を観てきましたので、報告します。
この作品は、2016年本屋大賞の第2位に輝いた「住野よる」さん原作の映画化です。
監督は月川翔さん、脚本は吉田智子さんです。
キャストは主人公の女子高校生、山内桜良(さくら)役が浜辺美波、男子高校生、僕役が北村匠海。これからの若い二人ですが、高校生らしさがでていて好演しています。今後の活躍が楽しみです。
その僕の12年後を演じるのが小栗旬であります。
一方、桜良の親友、恭子役は、大友花恋、12年後は、北川景子が演じています。
あと、「僕」の友人となるガム君役を矢本悠馬が演じています。矢本悠馬って?という方が多いと思いますが、NHK大河ドラマ「直虎」の家臣である中野直之を好演しています。大河では、童顔だなあと思っていましたが、だから高校生役もできたのですね。ちなみにご本人は26歳のようです。
ネタバレにならない程度に感想を述べたいと思います。
評判の原作の映画化ということで、原作を読んでから、映画を観て、その違いも味わいたいと思っていましたが、残念ながら、その時間を確保できないままの鑑賞となりました。
さて、本作、題名が奇妙でどんな作品と思わせますが、基本的には純愛青春映画といったところでしょうか。涙もろい私は、号泣とは言いたくありませんが、かなりの涙量となった作品です。
でも、率直に言って、「純粋さ」、「若さ」、「生き方(生死)」、「心の強さ、弱さ」を感じ、考えさせてくれる素敵な作品でした。
「今という時を大切に生きることの尊さ」、そして、「生きるということは、誰かと心を通わせること」だということを強く認識しました。これから原作も読んで楽しみたいと思っています。
また、タイトルの意味するところを考えたり、作品中に「愛」とか「恋」という言葉が直接的に出てこないあたりも私には鑑賞後の好印象となっています。
作品は、「僕」の高校生時代と12年後を交差させて、ストーリーを展開させており、幾分、原作と違う部分もあるようですが、映画化となって、良くなかったということはないようです。映像もいろんな場面で出てくる「桜」が素敵ですし、懐かしさがよみがえる学園風景があって、すばらしいです。
この報告だけだとよくわからないと思いますので、ぜひ、劇場で観てほしいと思います。涙なしの人はまず、いないと思いますので、ハンカチは手にもって観てくださいね。