今日は、福岡出張の機会を利用して、早めに福岡に来て、博多駅から近い立花山城と名島城に駆け足で行ってきました。
まず、山城である立花山城です。
福岡市内から近いので、手近なハイキングコースという感じでした。

立花山は、標高367メーターで山頂からは、博多市内が一望できます。

途中は、なかなかの山道でした。

登山道から少し入った所にあった石垣です!
苔むして古城ファンには、たまりませんね!

ところで、立花山城ですが、1330年に豊後守護の大友貞宗の次男である大友貞載(のち、立花貞載)が築城したと言われます。
その後、博多という重要拠点を見下ろす城ということで大友氏、大内氏(のち、毛利氏)の激闘地でありました。
戦国末期には、島津に滅ぼされた岩屋城の高橋紹運を実父とする立花宗茂が4万の島津勢に徹底抗戦し、退けたことでも有名です。
宗茂は、義を貫いた、上杉謙信、直江兼続、大谷吉継、島津義弘たちとともに私が敬愛する武将です。

なお、立花宗茂が柳川に移封された後、小早川隆景が入城しますが、経済的意義を重視して、海の近くに名島城を築城しています。
名島城あとは、名島神社と城址公園になっています。




城址公園からは、立花山が見えます。

小早川隆景は、朝鮮渡航も意識したでしょうが、そもそも小早川氏は、水軍ですから山城より海近くが良かったのではないかと私は思います。

小早川氏の後の黒田長政は、ご承知のように福岡城を築城し、名島城も廃城となっています。
なんでも、福岡城の石垣は、立花山城、名島城から運んだそうです。

以上、簡単ですが城巡り報告でした!