今回は、「シン・ゴジラ」を観てきましたので報告します。

比較的、邦画や怪獣映画は好きなほうではないのですが、新聞などで良い評価がされていたので行くことにしました。


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『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明と『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が脚本・総監督と監督を務め、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮で、なんとキャストが328名、それも有名な俳優さんがいっぱい出演していて、それだけでも見ごたえがありました。


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その中でメインキャストとして活躍していたのは長谷川博己、竹野内豊、石原さとみでした。長谷川博己は、国民を守るという信念で全力を尽くす内閣官房副長官役でかっこよかったですね。竹野内豊は内閣総理大臣補佐官として、幅広い視野で現実を見据えたリーダー役で渋く、素敵でした。石原さとみは米国大統領特使の役で、女性大統領を目指すやり手をそれなりに演じていました。英会話のイーオンで鍛えた英語力はすばらしい!?


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ところで、エンドロールで238名のキャストの最後に野村萬斎の名前が、載っていて「あれっ、どこで出ていたっけ?」と思い、調べたら、なんと、シンゴジラ役だそうで、現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録するモーションキャプチャーが使用され、野村萬斎の動きをフルCGで表現したそうです。


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それでは、少々ネタバレでコメントしますと、ストーリーとしては、突如、海から現れた正体不明生物(のちゴジラと名付けられる)が、東京で暴れ、いったん姿を消したのち、鎌倉から上陸して東京に向かってくる。ゴジラはすごい速さで進化を見せて、自衛隊の総力をもってしても歯が立たない。

そのような状況下、海外からは核兵器の使用を迫られるなか、日本は長谷川演じる副長官をリーダーとする組織力で対策を考え、実行に向けて最大限努力を進める。そして結末へ・・・


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キャッチフレーズを「日本対ゴジラ」としたくらい弱点の見えない最強のゴジラに対して、個々人の能力を協力・結集して、組織として戦う日本国家というところに見ごたえを感じ、感動しました。

 

その中でゴジラの発生原因、巨大災害発生時の対応、日本の政治家・官僚システム、諸外国とくにアメリカとの関係、自衛隊の装備とあり方などなど考えさせられることも多く含んでいると思います。

 

ということで、いろんな意味で見ごたえのある素晴らしい作品であると思います。ぜひ、皆様にも劇場で見てほしいと思います。