先週15日に松江城が国宝に指定されることになったとのこと。


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たまたま、というかラッキーにもゴールデンウィークに松江城に登城したので、とりあえず、写真だけでもアップさせてもらいます。


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松江城は堀尾吉晴の子の堀尾忠氏が1607年に築城を開始し、1611年に落成しています。堀尾吉晴の銅像。


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堀尾氏は関ヶ原の戦功により24万石で月山富田城に入城しましたが、中世山城では城下町も形成できないと判断し、築城にいたったそうですが、難攻不落の尼子氏の月山富田城に永く思い入れがある私としては、残念な思いもあります。月山富田城が残っていたら・・・国宝か!話のついでに月山富田城跡の写真を3枚ほど。


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二の丸下の段から太鼓櫓を左に見て石段をあがると二の丸上の段です。


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弓櫓を左に見て一ノ門から本丸に入ります。



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本丸に入るとすぐに立派な天守が見えます。天守は「4重5階」になっています。


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角度を変えて


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天守からの眺めは


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以上、簡単でしたが、松江城でした。



松江城はお堀も立派で堀川を周回する遊覧船もあります。私は時間に余裕がなく、残念ながら乗ることができませんでした。

そして、最後に現存12天守で国宝は姫路、犬山、彦根、松本の4天守で5つ目の国宝となります。

国宝と国の重要文化財と何が違うかというと重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いものでたぐいない国民の宝たるものであるとして、国が指定したものであるそうです。

松江城に関しては、戦後早くから国宝への活動が継続されてきたようですが、松江市長も公約に掲げるなど、市民全体で調査・運動を活発化してきたとのことです。そして、懸賞金までつけて、創建の際に奉納されたと伝えられる祈祷札を3年前に見つけて、1611年に完成したことを裏付けるなどして文化史的な価値を高めたことなどで評価が高まったようです。

経緯はともあれ、市民の皆さんの努力の結果、史実として新たなことがわかり、価値が高まったということは喜ばしいことととらえるべきなのでしょうね。