先週末、六本木の国立新美術館に行ってきました。
今回の企画内容は「ルーヴル美術館展」で、週末ということもあり、入場に10分待ち、館内でも大混雑のなかでの鑑賞となりました。
テーマは「日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」で16世紀初頭から19世紀半ばまで、約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画、約80点が紹介されています。
風俗画ということで、その解説を読むと当時の背景、宗教・思想、流行などが「そうだったのか」と興味をもちながら、作品を見ることができました。
個人的に印象に残った作品は次の作品です。
今回の展覧会の目玉作品であるフェルメールの「天文学者」
マリー・ヴィアンの「アモルを売る女」:アモルとはローマ神話における愛の神、英語名はキューピッドであります。天使を売る?不思議です。
リュバン・ボージャンの「チェス盤のある静物」:宗教画でもあるらしいけど、私は単純に雑多なもののバランスがお気に入り。
バティスト・グルーズの「割れた水瓶」:いろんな意味があるようですが、この女性には、あどけなさと艶っぽさの両面が感じられて、好きですね。
ユベール・ロベールの「ルーヴル宮グランドギャラリーの改修計画」:さすが、ルーヴルって感じです。
その他、当時の様子(風俗)を知ることができて、また、とても印象に残る絵画がたくさんありました。
ところで、入口のところで、配布してくれたジュニアガイドは簡単に見どころやワンポイント解説がされていて、年齢的にはジュニアは遠い昔ですが、鑑賞眼がジュニアの私にとってはとても参考になり、よかったです。
国立新美術館での展覧会は6月1日までで、その後、京都市美術館で9月27日まで開催されるそうですので、興味がある方は是非、訪れてみてください。