1月最後の週末、ワシはとある物流ターミナルへ。



既に大人の香りが漂っていた。



暗闇の中を駆け抜け、人目のつかない場所へ。



品物は長いのでいつも以上に注意を払った。





その品物とは、

アルチザンコンペンティション 60MLST/F。


 ※)Ever Green HPより


本当はイエローウルフ61UL-STをもう1本欲しかった。まだ買った頃はそこまで注目を集めてなかったんやけど、ここ最近は見つけた時には既に売り切れって状態で、諦めざるをおえなかった。


最近、存在感が増してきた「Littleしげさん」が、釣りする時竿1本しか使わへんのに、そんなぎょうさん持ってどうすんねん。と、こぼした。


なぜ、このロッドを?それは・・・。


  ​醒井 Minnowing Game

ミノーイングに限らず、一般的にアクションを伴うエリアフィッシングではハリのあるロッドが選ばれる事が多いだろう。ワシのミノーイング(マジックジャーク)セッティングはコチラ。


・BTZV 60GL+PE0.15号

・エスクローザー62ML+エステル0.4号


双方ともハリのあるロッドだが、後者の方がティップが入る分、幾分ミノーに加わるパワーが減衰するとは思われる。

そもそも、両方ともパワーがあるので、もう少しアクションの差別化を図りたかった。そこで期待したのはティップ素材の違いであった。



そうは言ってもミノーにパワーを加えなければ。試釣ではそれを確かめていた。操作性や加わるパワーを損なわれる感じは受けず、この時、醒井で使えると確信した。

差別化についてはコレからの結果で見定めることになるが、期待は大きい。


  ​現在の釣りに見合った汎用性の高さ

ワシがエリアフィッシングを始めた頃は、感度重視の傾向が強かったような気がする。

現在は感度に加え、短い距離でバイトしてくる魚🐟への対応として、「フレキシブル性能」がキーワードの一つとして広まっているような気がする。ひいては、それが「イエローウルフ61UL-ST」の人気に繋がっていると察する。


ソリッドティップに興味を持つワシは、とあるテスターさんに試投させてもらっていた。


※)この時はSNS掲載を遠慮したが、発売されたので公開。


ロッドアクションが「ML」にしては華奢な印象であったが、ワシにとってはそれが逆に好印象だった。よく、釣れた時にはしっかりとロッドが曲がってくれると謳われるが、ワシの中では、「それはいつ?」なのかによって使用感が変わってくる。





試釣ではティップと連動してカーブを描いていた。魚体が大きかったせいか、初期掛かりから弾く感覚が無かった。

ソリッドティップもしかりだろうが、ベリーからバッドにかけてのパワーの控えめ加減が感じられ、操作系・巻きの釣りともこなせる汎用性の高さがうかがわれた。コチラの方も、コレから実釣を通して見定める事になるだろう。


チューブラだからと言って、現在の釣りで「陳腐化」した訳では無いが、今あるタックルを補おうとした結果、今は「ソリッド」だった。


まるで自分に言い聞かせているような薀蓄(うんちく)だ。


高い買い物なので、普段よりかは慎重になった。普段なら、ロッドを使う事なく購入するのだが、試投や試釣するうちに背中を押された。





買うとついついフリフリしたくなるのだが、ビニール袋を外す事なく、ただただ眺めていた。

ティップのスレッドは黒でも良かったなぁ・・・。

あんまり眺めていると嫁さんに見つかる。


今シーズン、ワシの散財の数々。







蓄電池、エコキュート、テレビとおカネが羽ばたいていった。それに比べればリーズナブルな買い物ではあるのだが・・・最も気分が上がる買い物だった。気分だけは「お値段以上」。


そんなおカネどこにあるんやっ?

サラリーマンはそんなカネ持たへん。だから月賦。もちろん、嫁さんに買う事は言ってはいない。



今は別のアジトで、そっと寝かせている。


最近嫁さんから「何で今月そんなに支払い多いんやっ」て言われるんやけど、かくかくしかじで・・・とか言って誤魔化している。あと十数回は同じ事を言われるのであろう。


2/28現在、未だこのロッドの存在に嫁さんは気付いていない。


今日のブログはコチラから。



新幹線が走っていない夜。

今日は「ノー・残業ディ」なのに。


おしまい。