好きだよとそう思うことは

なくはないけれど

それは本当ではないとも思う

つまりは君は

私の砦だったのだ

一人ではいられないときに

思い出して話しかけている

こうやって返してくれるだろうなって

君のことは知っているつもりだけど

知らない顔をたくさん持ってるのだ

とも確かに思う

君は優しくないね

私をどこにも

連れて行ってくれないからではなく

敢えて何も大切なことは言葉にしないところが