子どもの頃に行ったきりで(いえ、子どもたちがまだ小さい頃に一度行ったようですが。)、もう何十年も行っていなかった「金蛇水神社」に今日、行って来ました。
自宅から歩いても二十分ほどの距離ですが、連休の期間中?のせいか、駐車場に入るためのクルマが参道に列をなして並んでいました。
鳥居をくぐると、すぐに社殿があります。
そんなに大きな神社ではありませんので。
しかし、子どものころに来た時には、こんなに社殿はたくさんなかったです。
もっと質素でこじんまりとした神社でしたが…。
正面に見える、これが本殿ですね。
周りの社殿とおなじく、本殿もまだ新しい感じですね。
建て直したり、改装してだいぶ新しい感じになったのでは?
本殿脇にも鳥居がありましたが、このさきは何だろう?
よくわかりませんでした。
仙台近郊の小さな田舎町、そこにある小さな神社に、なんでこんなにたくさんの人々が参拝に訪れるのか、近隣に住む人間としてはいささか困惑しますが…。
あるいは、この神社の名物、大きな藤の木が目当てなのかも?…。
TV等で報道されて、それを見た人たちが仙台市あたりから押し寄せているのかな。
いや、どうもそれだけではないようです。
この町には竹駒神社というやはり由緒ある、古い神社があります。
これは初詣などに多くの人が訪れる、有名な神社で、県内ではあの塩釜神社と並び称せられる名所ですが、近年はこの竹駒神社よりも、こちらの金蛇水神社のほうが仙台あたりから訪れる人の数は多い… とのこと。
なんでだろ?と思います。
とにかく広い藤棚で、とても美しく、これだけたくさんの花が咲いていると、はっきりと藤の花の匂いがしてきます。
藤棚の下にはイスとテーブルがたくさんあって、自由に座れるようになっています。
すぐそばに小さな池があり、清水が流れ落ちてきて、爽やか。
夏など、この下で涼をとれば、さぞ涼しかろうと。
木の看板が小さく写っていますが、これでは見えないですね。
「牡丹園」と書かれています。神社のすぐ横に、神社付属の牡丹園があるのです。
牡丹の花が咲くこの時期、神社の「ぼたん祭り」が開かれていて、この牡丹園も開園されます。
入園料は300円。いまどき、とても良心的な入園料ですね。
牡丹の花はすこし盛りを過ぎた感じですが、それでもたくさんの花が咲き誇っていました。園内をゆったりと散策することができて、人ごみはなく、のんびりと花を見ることができました。
画像の撮り方がヘタクソで、牡丹の花盛りの魅力がいまひとつ伝わって来ませんが…。
自分が子どものころは、町のはずれもはずれ、山の端にあって、町から行くのがタイヘンなところでした。ですから、もともと外部からそれほど参拝客が来るような神社ではなかったはずですが…。
それでも仙台市あたりの商売をする人たちがむかしからお参りには来ていたようです。「金蛇」という名前のとおり、商売繁盛の神様のようですので。
で、「金蛇」の蛇のほうですが…。
このあたりはむかしからヘビが良く出るようです。そして「カナヘビ」とは、あのカナヘビのこと。あのトカゲみたいなヤツですね。自宅にもいっぱい?います。
ヘビとはちがって、カナヘビのほうは、とくに小さいのはとてもかわいいですよ。
ただ神社の名前の由来になった「金蛇」はカナヘビではなく、やはり金の蛇のほうかも。
いずれ、とても懐かしい思いを抱いて帰宅しました。
自分が覚えていたのは、藤棚とその脇の池、そして牡丹園だけです。
神社そのものもうろ覚えですが、記憶はありますが、いまの神社はずいぶんと大きく、そしてキレイになっているようです。