部活動13
新入部員の中に2年生部員の弟がいました。この弟部員が先輩のいう事をなかなか聞かない。まるで同級生のような態度をとる。
他の新入部員が『⭕⭕先輩…』などと呼んでいるのに、その弟部員は『⭕⭕』と呼び捨てにしたりする。
そのくせ監督やコーチの前だけ『⭕⭕先輩』と呼ぶ。
だんだん2年生たちも頭にきて、弟部員を相手にしなくなる。
そもそも、この兄弟部員の保護者は父母ともに教員で、子供のことになると自らの立場を利用して、自分達の思った通りにしたがる。
兄弟部員はともにあまり反射神経が良くない。前の監督はその辺りを見てレギュラーにはしなかった。1年の中体連でユニフォームをもらえたのが5人。その中に兄部員は入れなかった。
そしたら、その兄部員と保護者は、
『あの子よりぼくの方が先に入部届を出したのに、何故ユニフォームをもらえないのか?』
と監督に談判したそうである。
また、その年の新人戦でもレギュラーには入れなかった。
これに腹を立てた保護者は、監督に談判し自分達の息子を試合に出すように圧力をかけた。
結果、一応リベロで試合に出る機会が生まれた。が、チームとしては守備力が格段に低下した。
そもそも、リベロというポジションは、コートの中の監督と呼ばれるほどの重要なポジションであるから、ここに親のごり押しで力量もない選手が入ったら試合をぶち壊すことになる。
監督はかなり悩んだようだったが結果的に、周りの選手がフォローすれば何とかなると思ったようだった。
が、これが後々の火種になるとはこの時点では監督も予想できなかった。
つづく…
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