葬儀、そして熊本
お通夜に行ってきました。
すごい綺麗な遺影で、これなら美意識の凄い蜷川さんも納得してるのではないでしょうか。
葬儀には仕事で行けず、皆の弔辞は映像で見ました。
ずっと心に大きな穴が空いていて、そこに蜷川さんの思い出がどんどん溜まって、溢れてきてます。
どうにも動けず、撮影や観劇で瞬間忘れても、家で1人になると深い悲しみに押し潰されそうになります。
こんなにも強く鋭く影響されるとは。
こんな人、いますかね。
他では皆無です、はい。
でも、いつまでもメソメソ、ジッとしていると、
「しげー!何ジッと突っ立ってるんだよーー!!芝居は労働だろー!労働しろよーー!!」
と散々っぱら怒られそうだから、そろそろ頑張って動かなければ。
この痛みはどうせ忘れることは出来そうにないから、いつでも取り出せるように、すぐ傍に置いておいて。
仕事、少し空いたので、熊本に来ました。
前から言ってた、ボランティアしに。
これからテント生活なので、道具積んで、仲間と車で代わりばんこに運転して。
実に15時間かかりましたよ。
運転してても蜷川さんの事を考えてましたよ。
いかんいかん。
さて、僕に出来ることを一つ一つ頑張ります。
とりあえずは1週間ほどテントで寝泊まりして、瓦礫撤去など、肉体労働してきますよ、蜷川さん。
芝居とは違う実際的な労働だけど、芝居の役に立ちますから、やはりこれも芝居の労働、稽古だと思ってやってきます。
無理くりにでも、一歩踏み出さねば、ね。
とりあえず、熊本より。